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HYDE ROENTGEN 2021 平安神宮 ②

初日の記事はこちら

HYDEさんの平安神宮奉納公演2日目について書いていきます。

初日の豪雨とは打って変わって晴天の二日目。
この日(8/1)は、京都祇園では八朔の日といって、特別な日。
舞妓さんや芸子さんが、お世話になっているお茶屋さんや
お師匠にご挨拶に回る日なのだとか。

初日の記事で話した、「せっかくやし京都」というイベントでも、
HYDEさんが作ったキャラクターEdyh(エディ)が、
八朔舞妓の姿をしてグッズが販売されてました。

初日の雨の歓迎と浄化を受けてたあとの2日目について
私の旅の記録も交えつつお話していきます。

導きの神様にご挨拶

今日は、公演前に下鴨神社と平安神宮に
成功祈願の参拝をしようと決めていて、朝からまずは下鴨神社へ移動。

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平安京が造営されるにあたって、
下鴨神社に成功の祈願が行われたという歴史があり、
国民の平安を長らく守ってくださっています。

また導きの神様が祀られているので、
最後まで、平穏に導いてくださるようお願いしました。
普段神社では、個人的なお願いごとはしませんが、
この日ばかりは、お願いしてしまいました。


ラッキーなことに、ちょうどみたらし祭を開催されていて、
この時だけ、池で足元から身を清めることが出来るとのことで
穢れを落としきました。

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池の水はものすごく冷たくて、上がってからもずっと足がひんやりしてまshた。下鴨神社で身を清めた後は、平安神宮へ。


平安神宮で感謝と成功祈願を

平安神宮内は、設営されていてもいつも通り参拝ができます。
知らなかったので最初はびっくりしました(笑)

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一段上がったところがステージとして使われていて、
その後ろが大極殿なので、両サイドを通って参拝することが出来ます。

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こちらは大極殿側から見たステージ。
この花道が、開園時には大極殿と繋がりHYDEさんが歩いて出てきます。

この公演の開催が出来ること
私自身も体験できることに感謝を述べ、天候に左右されず、
無事最初から最後まで開催できるようお願いしました。

雨と日差し対策の苦労がみてとれますね。

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オーケストラの楽器も、雅楽の楽器も繊細で高価なものばかり。
絶対に濡らしたくないし、熱で変わってます事もあるから、
管理する側も大変。夏の野外って楽器には酷ですよね。

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そろそろ日も傾き、開演時間が近づいてきました。
開演時間前には、応天門が閉じて最終的な設営準備をして
入場という流れでした。

雅楽でのお出迎え

一部怪しい雲はありましたが、無事開場。
18列目という事で、結構近くてびっくり!

初日にはなかった、開演前の雅楽の演奏もじっくり聴く事ができました。
雅楽を生で聴く事なんて、人生初の体験でした。
神様に捧げる音ですからね。自然と背筋が伸びます。

演奏してくださっているのは、天理大学雅楽部の皆さん。
公演後に、Youtubeで調べましたが約70年の歴史があるそうです。
|天理大学雅楽部|で検索してみてね。


全員の願いが神様に届き、いざ開演

開演に近づくにつれ、だんだんと平安神宮の周りに黒い雲が!
すでに着席しているお客さんも、祈るような気持ちで空を見つめる。

ふと応天門の方を振り変えると、すごく黒い雲が!(笑)
でも、不思議なことに私達がいる
平安神宮の上空には、空がみえていました。

平安神宮上空

降ったら降ったでしょうがないと思いつつ、HYDEさんが表現したいことが
余すことなく出来るといいなと願っていました。

そんなことを思っていたら、石笛の横澤和也さんが登場。
初日でも少しふれましたが、縄文時代からある
自然の力だけで出来た石笛は、神様を呼ぶ音色。

横澤さんの捧げるような音色に自然と涙が出ました。
まだHYDEさんは出てきてません(笑)

下鴨神社から始まり、この日はどれだけ浄化されるんだ。


初日と2日目があってこそ、完成した芸術的2日間

初日同様、1曲目は |UNEXPECTED| で始まる。
白と薄藤色の狩衣と、浅黄緑の被衣をまとったHYDEさんは、
平安神宮朱赤に映え、歴史ある建築美を背負いながら歌っているようで
圧巻でした。

夏の、夕方から夜に向かう一瞬の狭間に
歌声と音が突き抜ける心地よさ。至高の瞬間。

2曲目の | WHITE SONG | は、
やわらかで優しい演奏と一緒に、風が吹いてきて心地よかった。

3曲目からは、初日では泣く泣くカットした楽曲達が続く。
ROENTGENからは、
| A DROP OF COLOUR   と  evergreen |

コーラスとの調和でさらに色気が増した
A DROP OF COLOUR。

ソロ1stシングルであり、ROENTGENの世界観の要となっている
evergreenは、個人的には夏の夜に合うなーと感じている。
生で聴くと、サックスの音色がすごく際立っていた。

そして新曲が2曲
|FINAL PIECE  と SMILING |

結婚式で流せるようなイメージでと作られたFINAL PIECEは、
今回バンマスであり、HYDEさんのソロ活動には欠かせない
彦にゃんこと、堀向彦輝さんとの共作。

なんて優しく、多幸感あふれるメロディなんでしょう。
柔らかいコーラスも印象的です。

変わってSMILINGは、悲壮感と愛が交差する切ない曲。

Just clashing my heart.
a beautyful clash.

という歌詞が印象的で、
心は壊れてしまった。美しく壊れてしまった。
それでも、SMILING=微笑んでいるという悲しさが涙を誘う。

最後の、You loved me.(あなたは私を愛してた。愛してくれていた。)
につながるのが何とも切ない。。
大嶽殿の屋根には、徐々に雪が積もる演出が綺麗だった。
初めて聴いたとき、SMILINGは雪のイメージがあったから、
シンクロした感じがして感動したのを覚えてます

多幸と切なさで感情が忙しい(笑)


お次は、ラルクの曲から、
オーケストラアレンジされた |flower|

ラルクでは、HYDEさんがブルースハープを吹いているメロディが
ジャズっぽいギターに代わり、大人なアレンジが最高。


ここまでが、初日の前半でカットされてしまった部分。
平安神宮は20:30までしか音が出せず、
1分でも過ぎたらダメという厳しい条件。
断腸の思いで削るしかなかった名曲たちが、
今日はすみずみまで表現されていた。


8曲目は初日でも演奏された新曲、
|THE ABYSS|

どこに行っても何をしても、どうにもならない絶望感を感じる曲。
暗く深い、タイトル通り奈落に落ちそうになる(笑)
しかし、そんな絶望の中にも美しさを感じるのが好きなところ。
だからこそ、スッと入ってくるのだとおもう。


9曲目は|NEW DAYS DAWN|
演出含めここは初日と同じ。
大極殿に昇った満月のプロジェクションマッピングが映しだされ、
松明が燃え、真っ赤な平安神宮が圧巻。

曲の始まりから、妖を祓うように音に合わせて舞う姿は、
あふれ出る清明感。平安の世にタイムスリップしたかの様なな光景でした。
表現力の幅が宇宙なのよ。

曲が終わったと同時に、
初日ではカットされていた貴重な演目が始まる。


雅楽の演奏に変わり、HYDEさんが静かに振り返り
美しく帰っていくと同時に、

能楽師 茂山 逸平さんが登場。
雅楽と能の演舞をここで見られるとは、なんて贅沢なのでしょうか。
初めての体験過ぎて、言葉にできませんが、
一瞬たりとも目が離せないオーラがありました。

初日、ココを泣く泣く削ったとは、心が痛かっただろうな(;_:)



そして、圧巻の |ZIPANG| 
真っ白の狩衣に、白い烏帽子。
途中、天照大御神の化身なのかと思うほど神々しかった瞬間がありました

雅楽をオーケストラでアレンジされ、荘厳に生まれ変わったZIPANG。
雅楽のアレンジを担当したのは、
ラルクに影響を受けて音楽を始めた若い青年だそう。夢があるね♬

神の遣いの白蛇がHYDEさんに巻き付く姿は、
物語の中に入ってしまったような感覚になる。

The sun's gonna rise と叫び歌うシーンでは、
雷鳴の演出があったが、実際の稲光も光っていて超幻想的。
天候すら演出に変えてします神業でした。

もう、ZIPANGは京都のテーマソングにしたらいいと思う(笑)


11曲目は、ANTIというアルバムに収録されている
|ANOTHER MOMENT| のアレンジバージョン
(ドラマ 仮面同窓会の主題歌にもなっています)

優しく軽く弾むように歌うサビが、
原曲とは180度違って、まったく別の世界観。

コロナ前までの激しいライブが出来ていたころは、
大合唱しながら、もみくちゃになっていた曲だ(笑)

それが、耳元で語り掛けるような寄り添うメロディになっているんだから、
HYDEさんの感性は深くて果てしなく広い。

ココからは、初日と同じ楽曲で最後まで進んでいく。


新曲|NOSTALGIC|
ROENTGEN 2 がリリースされたら、代表的な曲になるだろう1曲。
心の柔らかいところが、きゅっとなるような切なさがあって、
真っ白な狩衣のHYDEさんが歌っていると、自然と涙が…

圧倒的に美しかった。


MVはこちら↓


そしてROENTGEN TOURで、
完全に聴く視点が変わり、壮大な曲| Red Swan|

これは生で聴いてほしい。
音と歌声で、爆風が吹いてくるような感覚がある。
終盤に向かうにつれて、どんどん迫力をまして
どこまでも伸びやかに響いていくのが圧巻です。


14曲目はアンネの日記がモチーフの
|SECRET LETTERS| 
切なすぎるピアノが響き、白く照らされたHYDEさんが
一音ずつ大切に紡いでいく。

両手を広げて歌う姿は、天女の様でもあった。

NEW DAYS DAWNでは、
鬼気迫る表情で歌うのに対してのコントラストがすごい。
1曲ごとに、表情や纏うものが変わっていくのも
HYDEさんの魅力の一つ。


ここまで書いてきて思ったけど、
大丈夫?私気持ち悪くない?(笑)
想いがあふれちゃってオタクみ出まくっててごめん!

次で最後だから、我慢してw



ラストは、人の死と死後をうたった
|MY FIRST LAST|

HYDEさんの丹田あたりに光が集まって、一気に放出する演出から始まる。
演出制作時、「宇宙戦艦ヤマトが波動砲打つときみたいに」
と伝えていたそうです。調べたら確かにわかりやすい伝え方!!(笑)

人の死後、魂が宇宙へと帰っていくテーマで、
ラストを飾るにふさわしいです。

原曲とは違い、ほぼ雅楽で構成されていたので、
最後に、神様に感謝をささげる曲なんだなとおもいました。

手を合わせながら、帰っていく後ろ姿がいまでも目に焼き付いています。

時計を見ると、20:30ちょうど。
オーケストラ、雅楽の方達がはける時も拍手は鳴りやみませんでした。全員が、敬意をあらわした全力の拍手にも感動。

最後まで晴れ、二日目はすべて完成された状態を観ることが出来ました。
貴重な体験をさせてもらい、一生の思い出ができました。

ありがとうございました。

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最後は百鬼夜行のお見送り

帰りは、百鬼夜行の妖怪たちに見送られながら帰りました。
こちらも楽しみの一つだったので、うれしかったな~!

安倍晴明のようなHYDEさんを見たくて、集まっちゃった妖達かな?(笑)

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手を振ってくれて、なんて愛らしい妖怪たちなんだろう。
妖怪に見送られるシュールな場面そうそうない(笑)

ずっと、平安の時代にタイムスリップしてる感じしますね。

ここまで読んでくれてありがとう。
すこしでも、HYDEさんの魅力が伝われば嬉しいです。

平安神宮公演再びを期待せずにはいられません!

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【2021.08.01 2日目 演奏順】
UNEXPECTED
WHITE SONG
A DROP OF COLOUR
ever green
FINAL PIECE (新曲)
SMILING (新曲)
flower (ラルク曲)
THE ABYSS (新曲)
NEW DAYS DAWN
ZIPANG
ANOTHER MOMENT
NOSTALGIC(新曲)
Red Swan
SECRET LETTERS
MY FIRST LAST

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