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私が社会学の院に進む理由①留学からの学び


2020年5月に、社会学の大学院に進学することを決めた。

きっかけとなったのは、コロナウィルスによるドイツ留学の中断。これにより、就活年度の見直しと、自身の価値観を見直すことになったことだ。

正直、挑戦や決断には、いつも自信があった。

本当は何をやりたいのか?なぜなのか?繰り返し自分に問うことで自身の決断に自信を持てたから。さらにありがたいことに周りに応援してもらえる環境があったからだ。

ただ、今回の院進は決断に自信は持てるものの、最も大事な「自身の納得感による自身」がなかなか得られなかった。

だから、私はなぜ院進をしたいのか?院進によってどんな自分になりたいのか?そして何を熱量にするのか?を言葉にすることで、自信をつけようと思った。

現時点での自分の実力や知識に自信はないが、<決意>に自信を持とうと決めた。

決めたからには絶対に逃げずに頑張る!!それが目標である。


そのためにまずは、きっかけから綴っていこうと思う。

[留学から学んだこと]

前提として、もし留学を無事に半年間経験できていたら、院進していなかっただろう。
留学に行くことで、知りたかったことの一つは、「自分」が今後人生を送る舞台が、外国である可能性がどのくらいあるか?である。もし、海外で仕事をして、家族を作ってというプランにしたいのであれば、早めに見通しをたてたいと思っていた。しかし、一ヶ月という短い期間ながらも実際にドイツで暮らしてみて、「日本」で働く自分の方が自然に想像できた。それは、今まで築いてきた、日本人の友達や家族、信頼できる人がいる空間つまり日本で働くことが現時点の自分では、ベストパフォーマンスを発揮できると考えたからである。多くの留学生ブログを見ていても、初めの1ヶ月はきついとの声が多いので、私の短い滞在経験から、海外での長期滞在への向き不向きを断定するのは不十分ではある。しかしながら、渡航前よりは検討材料が手に入り、暮らす姿をイメージしやすくなった。
「海外で生活してみたい」という憧れも実現でき、大学時代にやりきりたかったものが達成できた今、自分が大切にしたいことは、「自分が自分のことを愛し、他人に対して愛を片手地として還元できる人になる」ことであることが、わかった。「ビジネス面でゴリゴリ成長したい!」とは思えず、何より「周りにいる人を大切にできる生き方をしたい」と思っている。しかし、自分が社会に還元する上で、どの手段が最も適切であるのか?がまだわからない。おそらく、私は、公共性が高いことに惹かれるし、そのような価値観を持つのだとは思うが、、。まだ仮説的である。今後、インターンをしたり、事業立ち上げをする人に関わる機会を増やしたい。




[外部要因による目標不達成に対して]

そして、ドイツで相澤先生からいただいた言葉は、心に残った。「あなたが40歳の時に、どんな人生を送っていたいか考えなさい。『いい波になんとなく乗ろう』って考える中で、今回のコロナのようなことがあった時に、人は曲がってしまうかもしれない。しかし、はっきりとした自分の意志やビジョンがあれば、少しのことでは人間めげない。」とおっしゃられた。40歳の時の自分を想像するとなると、仕事、パートナー、子供、居住地、親、考えることはたくさんだ。就活をしているとつい、キャリアにばかり意識が行くが、私は絶対に子育てをしたいし、それを含めた人生設計を立てたい。女性が思う通りのキャリアと私生活を両立して社会で生きることは、難しさが残ること、考えるべきことが多いこと、強い意志が必要なことを、改めて目の前につきつけられた。「今は転職の時代だから!」という言葉はよく聞くが、この言葉を「思考を放棄する言い訳の言葉」としては、使わないようにしようと思った。少なからず、必ず達成したいと思うのは、一人でも自分を養えるお金を稼ぐことだ。具体的には、子育てをしつつ、50歳の自分が年収700万円は稼ぐ仕事をしたいなぁと思う。これだけでも達成するのは意外と難しいと思ったので、大切な軸にしたい。


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