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板わかめのこと

 板わかめのおむすびを、同い年のKäferのみのりちゃんが作ってきてくれて、宍道湖をみながら食べた。蕗をさっぱり炊いたのに荒削りの鰹をかけたのも一緒に持ってきてくれた。季節の、この土地の美味しいものたちを教えてくれる人だ。

この日の宍道湖綺麗だった。いろんな青〜


 わたしのわかめ遍歴、よくある乾燥わかめ、6つ下の弟からあれはわかめじゃないと諭され生わかめに移行。たまに長崎産のものを見つけると冷凍庫にストックしていた。そして板わかめとのファーストミート。島根の特産だそうで、九州では見聞きしたことがなかった。今はまさに新物が食べられる季節のようだ。

採れたてのワカメを水洗いして塩抜きし、葉を広げて乾燥させた「板わかめ」。ワカメそのものの風味を生かしたシンプルな味わいとパリッとした食感で、地元で昔から愛されている一品です。

手でもみほぐして炊きたてのご飯にふりかけたり、酒のお供やおやつとしてそのまま食べたりと、楽しみ方はさまざま。火で軽くあぶると香ばしさが加わり、磯の風味が一層際立ちます。

ワカメが旬を迎えるのは春。4月にかけて収穫のピークを迎え、新物の板わかめが作られます。


わたしのファースト板わかめがこちら。

近所のイオンにて


 そのままでも食べて良いんだよ〜とみのりちゃんが話していて、わかめをそのまま?!と思っていたのだけれど、海苔のような見た目でこれはそのままいける。磯の香りと程よい塩味。止まらない

 先ずは土鍋でお米を炊く。

佐賀県嬉野市 風ン谷淳窯の土鍋。もう4年ほどの相棒


手でくしゃっとした板わかめをたっぷりと、ごま油すこしと白胡麻も合わせる。もう香りがうますぎる。丁度聞いていた土井先生のポッドキャストで、おむすびを握るのに綺麗な三角にしたいと思って15秒かけて丁寧に握ったものよりも3秒かからないうちに丸いおむすびを握った方が圧倒的に美味しいんですね。おいしくしようと思って手を加えすぎるとまずくなる。と話してたのを丁度聴いていたので3秒でこれ。山本さんの元気が出る角皿の気分でした。

5/18追記
Käferしょうくん曰く、お酒を飲んだ後に板わかめを食べると板わかめがアルコールを吸って体内に蓄積するのでめちゃくちゃ二日酔いするらしい(マジ?)

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