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ポッドキャスト番組のタイプ、まとめてみました。

こんにちは。アライ@翻訳です。
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さて、今までおすすめポッドキャストの一押しエピソードというマガジンにまとめて、英語のポッドキャストをいろいろおすすめしてきたのですが、実は世界中で85万もの番組が存在するポッドキャスト。おすすめ出来ているのは、実際ほんの一部です。

これから、いろんなポッドキャストを探して聴いてみたい!という方が、どうやったら自分好みの一本に出会えるか・・・と考えて、今回はポッドキャスト番組のタイプをまとめてみようと思います。

0.ポッドキャストのタイプとは?

「タイプ」と言っても、コメディーやニュース系といった「ジャンル」という意味ではなくて、ポッドキャストの作り方、フォーマットの種類という意味です。

好きな番組を探す際に、ジャンルはもちろん重要な要素ですが、それだけでは到底絞り切れません。個人的な経験からも、自分が聴きやすいポッドキャストのタイプが分かれば、85万もある番組からさらにギュッとしぼりこんで、自分好みの一本に出会える可能性が更に高くなります

それでは、早速7つの主なポッドキャストのタイプをご紹介したいと思います。

1.インタビュータイプ~The Interview podcast format

これは、ポッドキャストのパーソナリティー(1名または2名)がゲストを迎えてインタビュー形式で進めていくタイプです。

例えば、経済アナリストをゲストに呼んで、コロナ禍に関する専門的な意見を聴く、というようなビジネス系のジャンルでもあり得ますし、TVタレントをゲストに呼んで、今までの下積み生活から売れるまでの軌跡を紐解くような、ドキュメンタリー系のジャンルもあります。

2.一人喋りタイプ~The Solo/monologue podcast format

その名の通り、一人でテーマに沿ってマイクに向かってしゃべる、というタイプです。ゲストの手配をする必要もなく、マイクと自分さえいれば簡単にできる事から、結構多いタイプです。

パーソナリティーの色が一番出やすいタイプで、ポッドキャストの長さも、素朴な独り言で10分ほどの短いものから、2時間を超えて歴史を語るという番組までいろいろあります。

3.会話タイプ~Conversational/co-hosted podast format

これは、2人の決まったパーソナリティーが会話するタイプです。タイプ1のインタビュータイプとは違って、いわゆるダブル主演型。特に会話の相性がいい友人同士がする場合が多いようです。

聴いているリスナーは、仲良しの2人の会話を聴いているような感覚で、自然な会話が持ち味となるタイプと言えます。

4.パネルディスカッションタイプ~The Panel podcast format

これは、1のインタビュータイプと似ていますが、違うのは人数。話を進めるパーソナリティー1人に対し、複数人が討論形式で進めていくタイプのポッドキャストです。

ジャンルによっても雰囲気が異なります。例えていうなら、「朝まで生テレビ」のような政治や経済の討論系もあれば、「アメトーーク!」のようなお笑い芸人やTVタレントが出演するコメディー系もあります。

5.ノンフィクションストーリーテリングタイプ~Non-fictional storytelling podcast format

これは、私が好きなタイプの1つでもあるんですが、ノンフィクションの話を語るタイプです。

例えば、ある殺人事件を追う番組であれば、事件内容、起こった背景、関わった人物や犯人へのインタビューなど、いろいな要素を物語の様に編集して伝えます。

シーズン化することも多いこのタイプは、私もそうなんですが中毒になってイッキ聴きすることも多いです。

6.フィクションストーリーテリングタイプ~Fictional storytelling podcast format

これ、要はラジオドラマです。フィクションの話を、ナレーションや声優を使って作り上げるタイプで、TVドラマと同じくBGMや効果音なんかも巧みに使われる番組も多くあります。

ポッドキャストと言えば大人が聴くもの、というようなイメージもあるかもしれませんが、実は子供向けの番組もあって、音で聴く絵本のようなジャンルもこのタイプです。

7.コンテンツ再利用タイプ~Repurposed content podcast format

こちらは、TV番組やYoutubeなど、既にあるコンテンツを音声版としてポッドキャストにするタイプです。

再利用にも種類があって、TEDトークのポッドキャストであったり、お笑い芸人がコントを音声版として配信する、というように、映像を音声化するものもあれば、ブロガーが書いた記事を読む、というような文章から音声化するものもあります。

8.まとめ

さて、7つの主なポッドキャストのタイプを紹介してきましたが、何となく雰囲気の違いがつかめたでしょうか。

私個人としても、ポッドキャストのタイプで、聴きやすいもの、聴きにくいものがあります
例えば、⑤ノンフィクションのストーリーテリングタイプは編集もされていて、話の起承転結が成り立っているだけに、聴きやすく、一方で③会話タイプの場合、仲良い二人が続けている番組だけに、第一話から聴かないと、内輪ノリについて行けず、面白みが半減してしまう番組もありました。

特に英語のポッドキャストを聴くとなると、言葉の壁もあるだけに、ジャンルだけでなく、タイプによる聴きやすさも重要なポイントだと個人的に感じています。
そこで、次回の記事では、英語のポッドキャストを聴く際のおすすめポッドキャストのタイプについて、書いてみたいと思います。

それでは、次回のnoteで。

今回の記事では、主に以下のサイトを参考にまとめました。






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