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アメリカでのキャンプ

2022年5月からアメリカに住み始め、日本でも趣味だったキャンプをアメリカでも合計5回ほど経験しました。そこで日本とは予約の段階から色々と異なる点があったので、記事にまとめてみたいと思います。

※なお、現在ニューヨーク州に住んでおり、基本的に州立公園の中にあるキャンプ場に行っています。これまで行ったキャンプ場も全てニューヨーク州やその周辺の州管理のキャンプ場になります。違う州や、私営のキャンプ場ではまた特徴も異なるかもしれません。


日本との違いその1:
予約は基本2泊3日から

いつも、ニューヨーク州が管理するキャンプ場の予約サイト(https://newyorkstateparks.reserveamerica.com/welcome.do)を使って予約をしているのですが、基本的に2泊3日からしか予約ができないようになっています。
ただ、宿泊日の3日前になると、1泊2日で予約できるようになります。人気のキャンプ場は最初から予約で埋まっていることが多いので、私は週末にキャンプに行くことに決めたら、その週の半ばくらいになったら頻繁にサイトを確認し、自宅から行きやすい場所のキャンプ場で週末の予約にキャンセルが出ないかチェックします。
意外とキャンセルは出るもので、頻繁に確認していれば滑り込みで予約ができます。知り合いの方に教わった方法ですが、この方法なら土日の1泊2日でもキャンプを楽しむことができるのでおすすめです。

日本との違いその2:
無料のシャワールームがある

日本のようにキャンプ場周辺に温泉があったりはしませんが、その代わりにほぼ必ず、無料のシャワールームがついています。キャンプ場によってはトイレとシャワーが1つの個室になっている場合もあり、しかも一つ一つの個室がかなり広かったりするので便利です。

キャンプ場によっては洗濯機・乾燥機がある場合もあります。

日本との違いその3:
クマのいる地域では、寝る前に食べ物やゴミを必ず車の中にしまうことが義務付けられている

キャンプ場がクマの活動地域であることもしょっちゅうなので、ほぼ全てのキャンプ場でこの説明を受けます。食器など食べ物の匂いがついたものも必ず車に閉まってから就寝します。

日本との違いその4:
チェックインは午後3時以降が多い

日本とは違いチェックインの時間は遅めで、早く着いても入れてもらえないことがほとんどです。そもそもキャンプの予約が2泊3日からしかできないことを考えると、1日目はチェックインの前に何かアクティビティを楽しんだり、のんびり移動して来る人が多いのかなと思います。

日本との違いその5:
ピクニックテーブルとファイヤーピットがそれぞれのサイトにあるのが当たり前

日本では、テーブルや椅子、焚き火台はキャンプの時は必需品でしたが、アメリカではピクニックテーブルとファイヤーピットがそれぞれのサイトにあるのが当たり前です。テーブルや椅子、焚き火台がなくてもキャンプができてしまいます。また、ピクニックテーブルにテーブルクロスを敷いている人も多く見かけたので我が家も導入してみたところ、いろんな物を気にせずどんどんテーブルに置くことができて、とても便利です。

日本との違いその6:
キャンプ場の周辺でさまざまなアクティビティを楽しめる

ハイキング、釣り、カヌー、自転車、湖のほとりに人工の浜辺など、、、とにかく色々なアクティビティができるキャンプ場が多いです。夜ご飯の時間まで、アクティビティを楽しむのもよし、テントサイトで読書したり、ハンモックに揺られるのもよし。色々な楽しみ方ができます。

カヌーで湖上散歩していたら蓮の葉を発見
(Promised Land State Park)
目の前に綺麗な川が流れていたWoodland campground
キャンプ場から徒歩で行けるハイキングコースの先に現れる滝
(Taconic State Park Campground)
湖のほとりに人工の砂浜があり、日帰り客も多く賑わっていた
Beaver pond campground

日本との違いその7:
「見た目」よりも「実用性」を重視するキャンパーが多い

日本では近年のキャンプブームも追い風になってか、かわいらしい三角テントや、一つ一つのギアにこだわったとにかくお洒落なテントサイトが多かったように思いますが、アメリカのキャンプ場に来てみると、設営しやすいドームテントの多いこと。おしゃれにこだわったサイトがほぼありません。笑 みんな、自然の中でリラックスするというキャンプの一番の目的を果たすため、とにかく設営はラクに、時間をかけずにやっているのかなと思いました。私たちも最初の方こそお気に入りの三角テントを使っていましたが、最近はすぐに設営できるドームテントを使うようになってきました。とってもラクです。笑

日本との違いその8:
食器などの洗い場は必要最低限

日本では何人も同時に洗ったりできるようなきちんとした洗い場が多かったイメージですが、アメリカのキャンプ場は、そもそも洗い場がないか、少しだけあるか、というような感じです。みんな家に帰れば食洗機があるので、キャンプ場では最低限水洗いなどしておいて、あとは食洗機に放り込むのかなと思います。

日本との違いその9:
野生動物に会える確率が高い

これまでのキャンプで、カナダグース、マーモット、ビーバー、鹿など色々な野生動物に出会いました。

カナダグース
マーモット(?)
鹿の家族

日本と色々な違いがありますが、アメリカのキャンプは一つ一つの区画の面積も広く、野生動物にも会えたりして、とても楽しくおすすめです。ぜひ、お気に入りのキャンプ場を見つけてみてください。
この記事が少しでもアメリカでキャンプを始めたい方の参考になれば幸いです。

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