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6月に行った展示まとめ

6月に見に行った展示をまとめてみた
こんな時期なので、延期にしたり、アポイント制にしたり、ギャラリーや美術館のスタイルは様々だった

1.廣瀬 智央「奇妙な循環」

会期:2020年6月5日-7月4日
会場:小山登美夫ギャラリー

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このカーテンのインスタレーションが気になって気になって自粛明け一発目に伺った
エアコンの風でふわりとカーテンが靡く度にちらりと見える植物たち

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壁にかけてある作品は、遠目で見たとき水彩画かな?と思って近づいたらネットを被せてあるのがわかって驚き

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コンクリートの破片に金箔を施した作品や、

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本物の豆や木製の豆を使った作品

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見慣れたものと似て非なるものの対比差が面白い作品が多く、且つギャラリー内にちりばめられたように配置された作品たちをじっくり見て回るという、楽しい見方もできる展示だった


2.Living with HERITAGE~ピエール・ジャンヌレの遺作と歴史に残る名作家具~

会期:2020年5月30日-6月27日
会場:伊勢丹新宿本店2階 ISETAN THE SPACE

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3月にオープンしたISETAN THE SPACEで行われたピエール・ジャンヌレの展示
やっぱりこのシルエットかっこいいなあ

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以前平井と中野坂上にあるアトリエも見に行った
古民家で見たときとはまた違うイメージだった

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インドの産業革命でデザインされた家具たち
見させてもらった写真集では学校や図書館にズラっと並べられていて、インテリアが好きな人たちが使うのではなく、老若男女問わず日常の中にある家具として利用されていたのがわかる
側面に書かれた品名や製造番号が、同じデザインなのに唯一無二感を出している

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ここのスタッフの方々は、いつも静かに熱く語ってくれるので好き


3.品川 亮「深海」

会期:2020年5月15日-7月11日
会場:un petit Garage

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以前、同じく銀座の広田美術さんで見てから忘れられなかった品川さんの作品
「新しい日本画」という表現がぴったり

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細かく繊細に描かれた葉と枝とは対照的に、とても簡易的な表現で描かれている花
雲を描くことで表現されている月など、品川さんの作品は見れば見るほど面白い発見が詰まっている

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銀箔の作品は男性人気が高いんだとか
作品の下に黒のレザーソファを置いたらスタイリッシュな部屋になりそうだな
和室にも洋室にも馴染むらしい

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そして、シンプルに見えてとても技術が詰まった水墨画
遠近法の表現の仕方や、墨の落とし方など、試行錯誤して作られた作品


4.木村 華子「SIGNS FOR[  ]」

会期:2020年6月2日-6月18日
会場:tagboat 阪急メンズ東京

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街で見かけた真っ白な看板に、沿うように光るネオンライト
彼女の作品に対するルールが面白かった
加工はせず、背景は雲がない青空のとき撮影するという
快晴である偶然と、街を歩いて真っ白な看板を見つける偶然が重なった作品たち

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5.Spinner Markt

会期:2020年6月23日-6月28日
会場:スパイラルホール

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スパイラルのwebマガジンSPINNER主催
高山夏希さんの作品はいつ見ても迫力とエネルギーを感じる
人の脚を止めて、じっくり見ろと言わんばかりの強さで引き付けられる

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角の飛び出た絵具たちが躍動感を生んでいる
離れて見ても、近くに寄って見ても、印象が変わる不思議な作品が多いと思う

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川内理香子さんの作品は初めて見たけど、絵具を削ってる?面白い描き方

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編集長である前田エマさんの作品は額縁からはみ出る色が素敵
コラージュみたいで可愛い


6.フェリックス・ゴンザレス・トレス「Untitled(Fortune Cookie Corner)」

会期:2020年5月25日-7月5日
会場:WAKO WORKS OF ART

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アポイント制になっていたギャラリー
故フェリックス・ゴンザレス・トレスが1990年に発表した作品を世界で同時に展示するプロジェクト
鑑賞者が山積みにされたフォーチュンクッキーを持ち帰って消費するというアート

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クッキーを持ち帰るということで、作品に触れる
世界中の人々と作品に参加するという面白いアート作品

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作家のアートに対する目的だったり背景を読むと、ただ面白いだけではないことがわかる
故人の作品が今世界で行われることに意味がある展示

世界中で行われているこの展示、ギャラリーが違うから見てるだけでも楽しい


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