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塾って高いですよね。塾選びの方法と、塾に通う「本当の目的」

塾の月謝って、なかなか馬鹿にならないですよね。
毎月のことなので塵も積もればそこそこするし、それに加えて講習費用だとか、その教材費だとか諸々来ると結構目玉が飛び出る額に。

これだけ払うのだから、しっかり元をとるべく子どもには頑張ってもらいたい…と考える保護者の方々も多いことと思います。

加実際に月謝を支払う保護者からすればたまったものじゃないですが、子どもにとっては、宿題が少なかったり、雑談が多くて勉強が少ない、楽しくてゆるい先生の方が「いい先生」と呼ばれたりするこのジレンマ…。
(私自身も生徒に「先生の授業は好きだけど宿題が多いのがネック」と言われたことがあります…(笑))

勉強ができなきゃ将来困るだろう、それでも勉強嫌いな子どもは少なくない。
というか、好きで勉強やってる子なんて激レアです。大体、皆やらなきゃいけないもの、って感覚です。

なので「将来のために」「じぶんが困らないように」なんて気合いの入った勉強をする生徒さんなんて、塾側もあまり期待してません。

というかむしろ、勉強嫌い~な子ほど塾は大歓迎だったりします。(ひどい言い草ですけど)

子どもの成績をアップさせるために塾に通わせているのだと思いますが、大体塾って
「通ってるのに成績伸びない!」
→「勉強の量が足りてないですね~」
→「それじゃあ講習でたくさんコマ数取って勉強しましょうね~」
と、勉強量(と月謝)を増やすループになってたりしませんか?(偏見かしら……)

塾の求人とか見ても、未経験歓迎!なものも多いですし、大学生バイトがほとんどだと思います。大学生だからダメ!というわけではありませんが、ノウハウが身についてない先生が担当しているかもしれないのに「塾にさえ入れておけば大丈夫」と考えるのも問題かなと。

というわけで、塾に通わせるときに心に留めておきたい、塾に入れる「本当の目的」を、保護者と子どもの双方にぜひ、一緒に考えていただきたいなと思います。

塾に通う「本当の目的」

塾に子どもを通わせる、本当の目的とは…。
それはもちろん、子どもの成績アップだと思います。当然ですよね。

では、それをどうやって達成するのか。
その原因を把握しておくと、塾をより効果的に活用出来るかと思います。

勉強量が足りていない=「勉強法」を塾で学べ!

成績が心配な子どもの、およそ9割がこれが原因と言っていいと思います。
勉強量を増やせば嫌でも成績は上がります。当たり前ですがそんなものです。

数学であれば、テストの解き直しをしてみる。
数学が苦手な子ほど、最初の計算で符号ミスをしているだとか、基本的な部分でうっかりミスをしているとかそんなんだったりしますから、自分のミスに気づけば次はミスが減る→テストの点数はアップします。

英語であれば、単語をちゃんと覚える時間をとる。
よく「単語を覚えられない!覚え方がわからない!」と嘆く生徒を見かけたりしますが、100回音読してから言えと私は言ってます。
努力を一切せずさくっと頭に入る方法なんてありません。100回が嫌なら、10回。その代わり、本気で覚えようと集中した10回の音読をしなさい。そうすれば、結構頭に入ります。騙されたと思ってやってみて。

一見地味なことですが、めちゃくちゃ効果はあると思います。
この辺りの子どもの意識を変化させることができれば、塾に行かずとも家での学習で十分、成績は上がります。

ただ、この意識の変化をもたらすには本人の気づきが必要なので、そういうトークができる先生(=説得力のある勉強のプロ)から話を聞く、という意味で塾は有用かなと思います。
塾で「勉強の仕方を学ぶ」という目的を持って通うのは効果的ですね。

あとはやっぱり、家での勉強だと誘惑が多い、という場合にも塾はおすすめです。
普段の授業だけでなく、自習室で勉強する習慣を作る、という目的のために利用するのもよいですね。自分から勉強する意識が身につけば、自ずと成績もついてきます。

というわけで、ご家庭ごとに諸々の事情はあるかと思いますが、せっかく月謝を払って塾に通うのだから、がっっつりと元を取るべく、活用していただけたらなと思います。

塾に通うときのポイント
=何のために通うのか把握する
・自習室を活用する
・勉強法を学ぶ
・わからないところを教えてもらう など。

塾の先生って何も言わないと「教材の内容を教える」しかしてくれなかったりします。ひどいときには塾長に散々訴えた事柄が、担当の先生に伝わってない…なんてことも。(これは塾が酷い、というわけではなく、塾長一人で面談とか全部担当されてると、全ての生徒について全ての先生と情報共有って、なかなか物理的に難しいですよね…という話。)
なので子どもと同じ目的意識を持って通った方が、安心かなあと思います。

勉強が苦手すぎて、わからないところがわからない!なんて状態であれば、そこまで遡って復習をするなど、子どもにあった学習と目的を持って塾に行きましょう!

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