見出し画像

睡眠とインテリア[日中の光]

質の良い睡眠のためには、就寝前のリラックス環境をこだわれば良いとおもっていませんか?
日中過ごす環境も睡眠にとって大切です。



睡眠ホルモン「メラトニン」の生成で快眠

就寝時に体内での濃度が上昇する生体ホルモンが「メラトニン」です。日中は低く、夜になるにつれて分泌されるのが理想的ですが、上手く分泌されなかったり、分泌量がたりないと夜になっても眠気が出ませんし、浅い睡眠状態が続いてしまいます。

画像1
理想的なメラトニン分泌濃度

メラトニンは処方薬(メラトベル)や海外ではサプリメントとして外部から摂取する方法がありますが、基本的には体内での合成が可能です。


原料のトリプトファン(アミノ酸:タンパク質を構成)を摂取することで、メラトニン生成がスタートします。
トリプトファンは卵、納豆、バナナ、肉類、パスタなどに含まれています。比較的摂取しやすいので朝食へ取り入れることをおすすめします。

画像2

原料のトリプトファンだけでなく、補酵素とよばれるビタミンB群などの栄養素も合成に必要です。


メラトニン生成と光とインテリア

メラトニン合成・分泌過程に影響を与えるのは食事だけではありません。「光」です。

画像3

朝に2500ルクス以上の光を浴びることで、夜にメラトニンが分泌されることがわかっています。朝は光を浴びましょう。
ただし必要な明るさの2500ルクスは一般的な室内照明では足りません。
日光を浴びる必要があります。

晴天の日は約10万ルクスもの光が得られます。季節や天候にもよりますが、1日約30~60分以上が日光を浴びる目安といわれています。

ちなみに一般家庭の照明による明るさは300~500ルクスです。全く足りません。



メラトニン生成にインテリアでアプローチ?!

一般的なインテリアではメラトニン分泌に必要な2500ルクス以上の照明環境を作ることはできません。
ただ、外へ出て日光浴をしなくても、窓際約1メートル付近であればメラトニン生成に必要な光環境を得られるという報告もあります。


日中在宅ワークをする方、読書をして過ごす方、お子様と遊んで過ごす方は窓付近で過ごすような家具レイアウトがおすすめです。

画像4


さいごに

在宅ワークの方は、日光の入る窓際へのデスク配置がおすすめです。
室内にいても日光にあたりやすい家具レイアウトにすることで、夜間のメラトニン分泌が期待できます。メラトニンが分泌されると自然な眠気、質の良い睡眠に繋がり、疲労軽減、日中の作業効率上昇に繋がる可能性がきたいできます。
ライフスタイルに合った家具のレイアウトにすることで、おうち時間も睡眠もより充実する可能性があります。おすすめです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?