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睡眠とインテリア[就寝前の光]

就寝前の室内照明は、睡眠の質に大きく影響することがわかっています。


睡眠ホルモン「メラトニン」の体内生成

就寝時に体内での濃度が上昇する生体ホルモンが「メラトニン」です。ただしメラトニン生成が上手くできていないと、分泌量が減り、寝つきの悪化、浅い睡眠状態になってしまいがちです。

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メラトニンは処方薬(メラトベル)や海外ではサプリメントとして外部から摂取する方法がありますが、基本的には体内での合成が可能です。


体内でのメラトニン生成とは

原料のトリプトファン(アミノ酸:タンパク質を構成)を摂取することで、メラトニン生成がスタートします。
トリプトファンは卵、納豆、バナナ、肉類、パスタなどに含まれています。比較的摂取しやすいので朝食へ取り入れることをおすすめします。
原料のトリプトファンだけでなく、補酵素とよばれるビタミンB群などの栄養素もメラトニン生成に必要です。バランス良く食事をとることをおすすめします。

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メラトニン生成に対する光の影響

メラトニン合成・分泌過程に影響を与えるのは食事だけではありません。「光」です。
メラトニンの分泌量が増えるるのは、起床から約14~16時間後です。分泌予定時間以降(夜寝る前)には環境の光を抑える必要があります。必要最低限の明かりで過ごしましょう。



インテリアでアプローチ

おすすめは「間接照明」「局部照明」です。

【間接照明】

天井や壁側を照らし、直接光が目に入らないような照明環境です。

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【局部照明】

テーブルライトやデスクライト、スポットライトで必要な場所だけ照らす方法です。お部屋全体を照らす光は抑え目にして、直接目に光が入らないようにします。

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さいごに

照明器具をうまく取り入れることで、就寝時のメラトニン分泌を阻害しにくいインテリア環境が作れそうです。
睡眠はメンタル面(ストレス)や食事面も大切ですが、照明環境も大きく影響しています。
照明環境を整えて質の良い睡眠が得られると、日中の作業パフォーマンスが大きく上がる可能性があります。特に在宅ワークの方やおうち時間が長い方は、室内環境を大切にしてみてください。







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