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どうやら私は「人に興味がない」らしい。

就活の一環として、自己分析を進めていた。


長所と短所について。
今までグループワークとか結構やってきたし、
まあなんとかやり切るし、
「協調性」あるかなー、なんて軽く考えてた。

そんなシートを横から眺めていた妹が一言。

「え、お姉ちゃん 協調性ないやろ。」



おいおい、妹よ。
私そんなに冷たい人間ちゃうよ?

グループワークだって、別にリーダーやらんけど支える感じで調整するし、大学のグループワークのフィードバックでは「言いたいことをストレートに言う人もいるけど、ぽんすけはカーブでストライクゾーン狙ってくる感じ。」って言われたこともあるし!?



そんな…協調性がないわけ…ない…やろ…???
と思いながらもよく考えてみることにした。


とりあえず「協調性」って言葉調べるわな。

協調性(きょうちょうせい)とは異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質。

なるほどな。


異なった環境や立場に存ずる者、異なった意見を持つ人がいたら私はどうする?
「そういう考えを持つ人もおるんやな。って思う」

異なった意見を持つ人が主張するものと自分の意見、ぶつかったらどうする?
「どちらが正しいのか考える。」

異なった意見を持つ人の声、自分の意見に組み込む?
「異なった意見はその人の声だから自分は関係ない。」

…うん、
協調性ない気がしてきた(笑)


ここで妹からひとこと。

「そもそも、お姉ちゃんって友達の誕生日とか覚えてる?」

覚えて…ない。
誕生日に限らず、名前と顔を一致させるのも遅い。
覚えられない。今も、1年前から顔見知りの女の子の名前がわからないままだ。今更、聞かないし聞けないけども。

なんでそんなことになるんだろう。
答えは簡単、そもそもの興味がないからだ。

私の周りにいる、特に私の生活に何の影響も与えない人たちが、私の心の中に居続けることがない。
その人がどういう性格で、何が好きで、どういう歴史をたどってきて…もっと知りたいと思わない。
その人が話したければ聞いてあげるけど、わざわざこっちから聞くことはない。別に知らなくてもいい。困らない。だから私も自らのことをベラベラと話さない。聞かれたら答えるけども。


うわー、衝撃。

どうやら私は「人に興味がない」らしい。



そこで納得した点が1つある。
推しだ。

私は推しを推し続けて、丸6年が経っている。これまで1度も熱が冷めていない。なんなら、熱は熱くなり続け、沼から抜けられず、沼の底にいる。

そんな私の推しがよく言う。
「僕は人が好きやねん。」

人が好きで、自分より周りの人が大事で。
優しすぎるが故に、周りを考えることが最優先な故に、自らの夢を遠ざけてしまうことが多々ある。
芸能界という、自分が前に行かなければ、自分が1番目立たなければいけない場所で、
せっかくセンターに選ばれていたのに
「僕だけ真ん中で衣装が違うくて、ひとりでマイクを持つのは嫌だ。メンバーみんな一緒にしてください。」とスタッフさんに言いにいったという話もある。街中の募金詐欺にも簡単に引っかかり5000円騙し取られる。
どんだけお人好しで良い人なん。
良い人っていうよりアホ。

そんな推しをみて、「なんっっで自分のことだけ考えへんの!?ライバルやろ!?自分のことだけ考えろ!!だから先にデビュー越されんねん!後輩にいいように使われんねん!気づかんのか、あほ!!!」って心の中で叫んでいたのはいうまでもない。

でもそんな推しだから、きっと好きになった。

私には想像ができないほどに、周りを考えている人だから。空気を読んで自分が出るときは派手に出て、後輩に譲る際は後輩がやりやすいように手助けして。相手によって自分の立ち位置をコロコロと変える。
優しすぎるアホやけど、そういうところの頭の回転は驚くほどに早い。ほんまによく周りを見てるんだと思う。
尊敬する。
私にはそんなことできない。
人が大好き、なんて言えない。

そんな推しだから、人としてかっこいい。
私にはないものを持っていてかっこいい。
羨ましい、憧れる。
大好きなんだよなあ。


おっと、
いつのまにか推しについて語ってしまったな。

私の長所はどうやら、「協調性」ではないらしい。
むしろ短所が見つかってしまった。

とりあえず、
人の名前と顔を早めに覚えられるよう努力します。


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