【読書記録】『あたえる人があたえられる』
読書紹介記事を書く青沼りんです📗
アメリカウォートン・スクールの組織心理学を専門に研究する学者アダム・グラント氏によって提唱された『テイカー』『ギバー』『マッチャー』。
その中でも人生で損をするのも成功するのも『ギバー』だと言われています。
今回ご紹介する書籍は、「『ギバー』についての書籍を読んだけど、どうもイマイチ理解できなかったんだよね」という人におすすめの一冊です。
●今回ご紹介する本『あたえる人があたえられる』
クレイソンヒル信託で働くジョーは、決算まで残り1週間と迫ったところで売り上げ目標がいまだ達成できていないことに焦っていた。
万策尽きたジョーはある同僚の紹介で「伝説のコンンサルタント」と呼ばれる大物とコンタクトを取ることに成功する。
アポイント当日、ジョーを待っていたのはピンダーという老師だった。
きっと高額な要求をしてくるに違いないと緊張するジョーに対し、ピンダーはいともあっさりと『ビジネスの秘訣』を教えてくれた。
それは『あたえること』だった。
その言葉の意味や理由を聞いてもなかなか理解できず、困惑するジョー。
そんな彼を見たピンダーは、さらに彼の友人たちから『とてつもない成功を収めるための五つの法則』を教えてもらうために、昼休みを利用して彼らに会いにいくこととなる。
その日に教えてもらった『ビジネスの秘訣』をその日のうちにジョー自ら行動するという条件のもとで。
月曜日は一流レストランのシェフ、火曜日は教育ソフトウェア会社のCEOといった性別も職業もバラバラな5人から教わった法則というのが次の五つ。
●価値の法則
●収入の法則
●影響力の法則
●本物の法則
●受容の法則
こんなことをしていて本当に意味があるのかと擬似暗鬼になりながらも毎日教えられる法則に従って実行していくジョー。
少しずつだが着実に『あたえること』の意味を学んでいくが、ノルマ達成にはなかなか結び付かず焦りが隠せない。
果たしてジョーは『あたえること』の意味を理解し、無事にノルマを達成する事ができるのか。
本書は物語形式なので、小説としてでも読むこともできます。
私はタイトルの『あたえる』が漢字ではなく、ひらがなだったのが印象的でした。
なにか意味があるのでしょうか?
●本書での名言
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