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普通じゃない幼稚園体験記③:気づき編

最後は、普通じゃない幼稚園に4日間という短い間ではあったものの、体験させてもらい、東京に帰ってきてから気づいたことなどを書き出して行きたいと思います。

このnoteは3部作の最後のnoteです。
1つ目の記事は、普通じゃない幼稚園に行く、きっかけや背景
2つ目の記事は、実際に体験したことについて
3つ目の記事(いまここ)は、東京に戻ってから感じたこと、気づいたことです。

預かり保育では、子供の様子はわからない

「きっかけ編」でもかいたのですが、この幼稚園に行く前に、保育園留学の申込みをしていました。
ただ、この幼稚園を体験し、「預かり保育」は親がワーケーションをしたいだけの手段だなと感じました。
実際の子供の様子はわからない。写真などで保育園での様子をシェアしてくれると思います。帰った後に感想も聞けると思います。
でも、ぶっちゃけ、今回の幼稚園体験で、うちの子は「行きたくない」という状況だったにも関わらず、写真だけ見れば楽しそうです。
写真という切り取りは、いくらでもごまかしが聞く。
それに、園の先生が間にはいって特別対応する環境って、なんだかなって思ってしまったんです。
今回の体験で見え方が変わったことの一つでした。

預かり保育でないと仕事は無理

でも、やっぱり預かり保育じゃないと、シングルマザーは仕事することはできないことも改めて感じました。今回の幼稚園の方針はすごくいいと思います。共感します。ただ、現実的に「私」には無理だなと思いました。
週に一度親子で参加できる幼稚園などもあるので、そのぐらいががんばってできる範囲かな…。とはいえ、預かり時間が短く、夏休み等の長期休暇もある幼稚園はやっぱり自分には無理で、保育園しか選択肢はないんだろうな…とか。(毎日お弁当もきつかった)
「仕事大好き!」って人間ではないですが、母でない時間も大切にしたいと思う人です。

移住条件で一番大事なのは、自分の居心地

子供は適応能力が高い。成長についれて大事なことも変わってくる。
だから、「自分が心落ち着く環境かどうか?」が一番大事で、「自分がそこにいて心地よいか?」という直感が一番大事だと学びました。
子供が自然の中で育ってほしいというのも、結局は自分の自己満足みたいなものですしね。

自分の立場と、田舎への体験留学系のコスト感

帰ってから、夏休みの期間を使った農村留学なども調べてみましたが、

どれも高い!

シングルマザーはターゲットではなく、東京の共働き夫妻を狙った「ビジネス」なんだなーと。感じました。(だから場違い)
そして、そんなときに、キャンセル待ちだった保育園留学に参加できるとの連絡がきたんです!?
現実的になったのでいろいろコスト算出しました。
・保育園留学だと11万/週
・お試し移住だけだと4万円/週(保育園留学と同じ住居)
つまり、
・預かり保育で7万円/週
ってことですよね。(運営会社への手数料もあると思いますが)

お試し移住系は、これに移動費(飛行機チケット+レンタカー代)が加算されるので、結構な額になって、シングルマザーにはかなりの決断となるのです。

今回の幼稚園体験は、飛行機のチケット、体験費、滞在費合わせても10万円以内でした。保育園留学は、1週間で約20万ぐらいかかりそうでした。
でもそれ以上の価値があるなら払いたいっと、いろんな可能性も考えましたが、価値を見つけられず…。
行政のお試し移住制度を使って、いろんな土地へ行くのが、私(家計に余裕のないシングルマザー)の立ち位置だなっと感じました。

子供の行動を観察する大切さ

東京に帰ってきてからの出来事です。
お店に入ったら、チビが机に水をこぼしたんです。いつもだったら、「もうー何してるの!」っていいながら、すぐ拭き取ったと思うんです。でも、今回は黙ってみれました。(幼稚園体験の影響?)
そしたら、こぼした水で机に絵を描き始めるんです。このとき「こぼれた水をすぐに拭かなくてよかった」と思いました。
こういった子供の「好奇心」や「主体性」を、自分は今まで結構つぶしていたんだろうな。と、改めて思いました。
・できるだけ「観察」が許される環境で育てたい
・この子の「好奇心」を見てみたい
という思いが更に強くなりました。そして、東京じゃ無理だなっと。

環境よりも、まず「オマエどーなんだ!」

人間が変わる3つの方法として
・時間配分をかえる
・住む場所を変える
・付き合う人をかえる
というのが頭の片隅にあり、「行動を具体的に変えたい」と考えてました。が、環境のせいにしている自分もいるなと反省。
と、同時に、普通じゃない幼稚園にきている「パパ・ママ」と話すことで、自分の考えや行動を改めて見直すきっかけにもなり、「環境大事」という思いも。付き合う人変えるのは自分への効果絶大だなと感じたりもしました。
常識の振れ幅大事。

「自由」ということ

今回の幼稚園はとても自由でした。
シェアハウスで1晩だけお兄ちゃん達と一緒に晩御飯を食べたんですが、そのときにうちのチビが
「手を出して♪ ご一緒に♪ いただきます!」(保育園でやらされてる)
といったら、お兄ちゃんたちの…目が点です。
「ご一緒に」に抵抗があるんですね。「そんなこと保育園でしてるの?」
そんな感じでした。
この幼稚園で育てられている子どもたちが発する、うちのチビの行動に対する「違和感」を感じるたびに、「自由」について色々と考えさせられました。

この幼稚園は卒園生である小学生もよく遊びにきています。小学校行かずに幼稚園きちゃうんですね。
時間割りがあって、席に座って、給食を同じ時間にみんなで食べて、団体行動をする小学校よりも、ずっと自分の思うように、好きに遊べる幼稚園のほうがいいのは、あたりまえですよね。

不登校という言葉も、「学校に行きたくない」という意味ではなく、「もっと他に行きたい場所がある」という意味に変わっていくのかなー?
なんてことも考えさせられました。

そして今

と、思いつたことをつらつらと書いてみた。まとまってなくてすいません。
幼稚園の体験が6月末。そしてnote書いている今は8月後半。
もうすぐ体験から2ヶ月経つけど、あまり変わっていない自分がいます。
また何か行動に起こさなきゃ!

あれからの体験といえば、お盆に実家に帰り、庭でプールや花火をし、
「田舎っていいな。庭のある家っていいな。」
という思いが強くなったぐらい。

4月までに移住したいと考えると、10月ぐらいまでには決めておかないと、場所によっては保育園問題がでてくる。(申込みがだいたい10月なので)
月日が経つのは早い!いろんな地域を試す時間全然ない!

このnoteは3部作の最後です。ぜひ他のnoteもお読みください。
普通じゃない幼稚園体験記①:きっかけ編
普通じゃない幼稚園体験記②:体験編
・普通じゃない幼稚園体験記③:気づき編 (←いまここ)




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