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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』09

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読書メモ

第1章 なぜ抽象と具体が大切なのか?

  • 安定期の具体、変革期の抽象

    • どのようなときに、抽象化と具体化という縦方向の知的運動が必要となるのか?
      (様々な系について)古い系をリセットし新しい系を生み出すために抽象度の高い状態を作り出す必要がある

  • 知的社会の終焉

    • 社会全体の変化の観点からも、知識から抽象・具体の行き来の転換が必要になっている理由がある

    • 工業製品重視から知的能力重視

      • ピーター・ドラッカーやダニエル・ベルが提唱する「知識社会の到来」
        →「知的能力≒知識力」であるという暗黙の了解

      • AIをはじめとするテクノロジーの発展により、この狭義の「知識社会」が終焉する可能性がある
        「単に知っていること」に付加価値がなくなった

      • 「考える力」が重視されるとしても、知識力の価値観で考える力を伸ばそうとしている自己矛盾に陥っている

感想

古い系をリセットし新しい系を生み出すとは、トマス・クーンの「パラダイムシフト」(科学者間で共有されている認識が、これまでの知識の蓄積ではなく、これまでの知識の枠組みとはまったく異質の枠組みへと、非連続に変化すること)のことを言っているのでしょうか?この段階では、具体的な話が出てきていないので何とも言えませんが、具体・抽象の行き来とどう関わっているのか、知りたいところです。

「考える力」とは、いわゆる「論理的な思考」と考えてもよいものなのでしょうか?知識といっても、単純に知っていることだけではなく、その知識同士を関連付け、意味や意義を生み出すことを含み込んでいる気もします。

具体と抽象だと、ピラミッドストラクチャーを思い浮かべますが、これが、細谷さんの考える「考える力」とどう関連付けられるのかを知りたいところです。

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