見出し画像

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』04

読んだ本

読書マインドマップ

『「具体⇔抽象」トレーニング』目次マインドマップ

読書メモ

第1章 なぜ抽象と具体が大切なのか?

  • 蔓延する「抽象病」と「具体病」

    • 「抽象病」と「具体病」が社会の活力をそいでいる

    • 抽象病:口だけでアクションにつながっていない(=具体化の側面が不足している)

    • 具体病:思考停止状態(=具体的な指示がないと動けない)

  • 問題解決の3つのパターン

    • 縦の移動(具体→抽象→具体)を組み合わせた問題解決
      →根本的かつ本質的な問題にたどり着ける考え方

    • 問題解決の3パターン

      • 表面的な問題解決(具体→具体):言われたとおりに何も考えずに「そのまま対応する」パターン

      • 机上の問題解決(抽象→抽象):空虚な一般論

      • 根本的な問題解決(具体→抽象→具体):一度抽象化して根本的問題を捉える

感想

『「具体⇔抽象」トレーニング』で「根本的かつ本質的な問題にたどり着ける考え方」というのは、「帰納法的思考」と近い考え方だと思います。帰納法は、いくつかの具体的な事例から一般法則を見つけ出して、その一般法則を別の具体的な事例に当てはめる推論法です。具体から一般的な性質を見出す考え方は、帰納法に似ていると思います。

いわゆるマイクロマネジメントをやってしまうと、「具体病」が発症してしまうと思います。あまりに抽象度の高い指示でどうとにでも受け取れる指示(ざっくりした指示)を出しておいて、後から「違う、これじゃない」と言われるのも困りものですが、細かく具体的な指示されるのも困りものです。

そうならないためにも、具体と抽象を行き来するトレーニングが必要なのだと思います。


この記事が参加している募集

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。