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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』01

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読書マインドマップ

『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

はじめに

  • リサーチスキルとは何か?

    • ビジネスパーソンにとって重要なスキル

    • ビジネススキルをあえて3つに分解

      • インプット:プロセスとアウトプットの前提となる情報を集め、調べる(必要な情報をどう集め、どう整理し、どう加工し、意味あるものに昇華するか)

      • プロセス:問題を解決するための頭の使い方や考える技法を磨いて置く必要がある(ロジカル・シンキング、クリティカル・シンキング)

      • アウトプット:合意形成/意思決定を円滑にするために、思考の結果をスピーディーにアウトプットすることが求められる(資料作成)

    • なぜ今、リサーチスキルなのか?

      • 一番大きな理由:デジタリゼーションによる環境変化のトレンド
        →常に新しいことを「リサーチ」し続け、自分のビジネスのサイクルを自分のものいにしなければならない

      • もう一つの理由:「グローバリゼーション」
        →未だ経験していない市場について、どう攻めるかを「リサーチ」し続けなければならない
        →「見えない」ライバル企業をどう捉え、「何を攻略するか」「何を見倣うか」を「リサーチ」しなければならない
        →不確実性への対処もしなければならない(新しいエリア・事業に取り組む際に発生するリスクをできるだけ最小化にするために「リサーチ」し続ける必要がある)

感想

美しい文章という印象を持ちました。文章の構造が捉えやすく、何がメインテーマで、どう補足し、理由付けするか、という構造がすっとはいってくる文章だと思います。話の構造が明確な文章は、読み手に負担をかけません。文章を書くなら、このような文章を書きたいものだと思いました。

デジタル化やグローバル化に備えるために、ビジネスではリサーチする必要があるということです。

新しいこと、不確実性、という言葉が象徴しているように、経験だけでは対応しきれないことが、今後、ますます増えていきます。孫子は、勝つことができる者は、間者を使って敵の情報を収集し、敵情を知るものだといいます。

故に明主・賢将の動けば人に勝ち、功を成すこと衆に出づる所以の者は、先知なり。先知なる者は、鬼神に取る可からず。事に象る可からず。度に験す可からず。必ず人より取りて、敵の情を知る者なり。

曹操著、渡邉義浩訳(2023)『魏武注孫子』 (講談社学術文庫2783)、講談社

情報収集をするものが敵を制することができるのは、いまも昔も変わらないようです。

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