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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』07

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『「具体⇔抽象」トレーニング』目次マインドマップ

読書メモ

第1章 なぜ抽象と具体が大切なのか?

  • デジタル化はビジネスの抽象度を引き上げた

    • デジタル化の進展

      • モノの流れ(具体的な世界)→情報の流れ(より抽象化された世界)

    • デジタル化によってより抽象度の高いものの見方が求められる

      • 個々の具体的な業界も抽象度の高いレベル(=デジタル)に上がる

    • 【演習問題】以下のものの共通点は何か?

      • 目覚まし時計

      • 懐中電灯

      • 旅行代理店

      • カメラ

      • お金

感想

この演習問題は、話の流れと「ヒント」から、スマホアプリではないかと想像がつくのですが、ノーヒントで突然聞かれたらわからないかもしれません。

考えてみると、スマホは、いままで個別に存在していたありとあらゆる機能が一度に詰め込まれた、カスタマイズ可能なオールインワンの機器と定義できるかもしれません。

これは確かに抽象化といえば抽象化と言えそうですが、三角形や四角形を「図形」と抽象化するのとは、パターンが違う気がします。コアな機能を抽出して物体の制約を取り払ってデジタル化したものと言えます。

文明が進化するにつれ、抽象化が進んでいくとも言えそうですが、最終的には、人間も抽象化したデータになってしまうのでしょうか。SFじみた話ですが、人を人格ではなく、学力や労働力のような数値化できる何かに還元してしまうと、そのような人間の抽象化が起こりうると思います。(現に起きているのかもしれません)

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