【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』68
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Part4 人を動かす意思決定 14指揮 リーダーの混乱は危機を招く
『八甲田山 死の彷徨』に見る意思決定の問題
リーダーの意思決定が混乱すると、組織は危機に直面することになる
→「やめる」という決断などは難しく、意思決定が遅れたり間違えたりする新田二郎著『八甲田山 死の彷徨』という小説
→旧日本陸軍で起きた雪山での遭難事故八甲田山事件の概要
八甲田山での雪中行事の演習を実施
神田大尉(青森5聯隊)
210名
八甲田山の難所に絞って3日で踏破する計画
神田大尉の上官にあたる山田少佐が随行
→行軍中に山田少佐が命令を下すようになっていく軍医が撤退を進言
→山田少佐の判断で行軍が続けられる聯隊は遭難し199人の死者を出した
徳島大尉(弘前31聯隊)
少数精鋭の38名
弘前から十和田湖を回り込んで八甲田山を越える
11日間をで無事踏破
八甲田山事件でのリーダーシップと意思決定の問題は何か?
感想
八甲田山事件でのリーダーシップと意思決定の問題としては、次のことが挙げられると思います。
計画はそもそも実行可能なのか?
210名は雪山で行軍するには多すぎないか?(大学生15人を引率するのも簡単なようで難しい)
名目上の指揮官と事実上の指揮官で、指揮系統が複数になってしまっている(従うほうにするとどちらに従っていいのか混乱する)
リーダー以外の人間があまり口出しすると、リーダー以外の人間はリーダーが頼りなく見えてしまう
やめることが決断できない
内田先生のクラスではどういう意見が出たのでしょうか?
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