【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』75
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読書マインドマップ
読書メモ
第4章 リサーチのケーススタディ
【業界・市場を調べる③】規制緩和による影響を調べる
リサーチの実行・アウトプット化
調査レポートによるリサーチ
ハーブを素材とするカテゴリーの成長要因とは?
ハーブをカテゴリーとする素材は、名前を聞いただけでは、どのような効果があるのか、イメージしづらい商品が多いカテゴリーだった
→規制緩和による恩恵を受けるのは、特に効用認知の低い成分
リサーチの総括
基本理解のフェーズのみ
基本理解のフェーズでは、あまり時間をかけすぎても意味がない
→できるだけ早く仮説立案のフェーズに入る仮説立案フェーズでの問い
現在の日本で効用認知が低いが、規制緩和によって表示しうる成分は何か?
感想
プロセスの正しさも含めて正確さを重視する学術研究と、問題発見・問題解決のためのリサーチでは、時間のかけ方に違いがあると思いました。ビジネスでは時間との勝負というところもありますから、どこで見切りをつけるかの判断が、カギとなりそうです。
米国でハーブ素材のカテゴリーが伸びていると聞いても、すぐにハーブ素材の何かを投入しようと考えるのではなく、その背景にあるものを考え、抽象化していくプロセスが必要であることがわかりました。そこに気づくには、「なぜ」という問いが不可欠であると思います。
仮説立案のフェーズでも、文献検索や記事検索がリサーチのメインになるのではないかと思います。そのあと具体的な提案をして、仮説検証して、という流れになるのでしょうか?
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