見出し画像

読書で他者の視点を養う

朝の読書会で課題本にしている、赤羽雄二『マッキンゼー式 人を動かす話し方』の「第3章 「仕切り」 共感で、相手を動かす」からの引用です。自己中心的な考え方を変えるのに、読書は必要であるとのこと。

自己中心的な考え方は単にわがままな場合もありますが、他の人の物の考え方を知らないため、視野が狭いことが多々あります。自己中心的であるつもりは全くないのに、ギャップを感じるのはこういう場合が多いかも知れません。これを解決するためにどうしても必要なのが読書です。読書により、いろいろな立場の人がいろいろな考えをしていることを一番簡単に知ることができます。読書としては、小説でも、ノンフィクションでも関心のある分野で大丈夫です。

『梁塵秘抄』には、このような歌があります。

我が子は二十(はたち)に成りぬらん
博打(ばくち)してこそ歩(あり)くなれ
国々の博党に
さすがに子なれば憎か無し
負(ま)かいたまふな
王子の住吉西の宮

子どもがいなくても、親の気持ちは、この歌を読めば十分に理解できます。自分が経験したことがないことを推測するには、疑似体験しておくことが最も有効ではないでしょうか。自分の中に多様な視点を育てるには、やはり読書が必要だと感じました。


この記事が参加している募集

#推薦図書

42,616件

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。