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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』77

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『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第4章 リサーチのケーススタディ

  • 【企業を調べる①】企業の業績推移を調べる

    • リサーチの実行・アプトプット化

      • Web検索等で対象企業の基礎データを集める

        • 企業のIR情報

          • 有価証券報告書は2005年まで、短信でも2002年までしか遡れない(EDINETやTDnetでも過去5年分しか閲覧できない)

          • 過去20~30年遡って有価証券報告書を調べる
            →eolを使う

          • 直近23年のデータ
            →最初と最後の数年が少しトレンドから外れているように思えるが、このデータからは実際に起っていることの実態はよくわからない

      • 「公的調査・統計」から得た他のデータと重ね合わせる

        • 仮説:市場全体の規模変動の影響を受けているのではないか?

          • 当該食品の国内総消費量データを重ね合わせたい
            →A食品の国内総生産のデータを取得(e-Stat)
            →A食品は国際的に取引されている品物なので、海外の輸出量と輸入量を取得(財務省貿易統計)

          • 最初の数年は市場自体の伸びと連動

          • 直近数年の変動は、これだけでは説明できない

感想

企業の業績の動きと市場全体の動きの2つを見ないと、その企業の業績が悪化した原因を突き止めるのは難しいということなのだと思います。企業の業績の悪化の原因を探るには、原因の所在を切り分けるために、原因となりうる他の要素を探して比べる、という作業はどうしても必要なのだと思います。

eol(有価証券報告書を取得できる)は、公共図書館でも契約しているところはありますが、それほど数は多くなかったと思います。東京だと、東京都立図書館(中央、多摩)が使えます。ビジネス支援に力を入れている図書館なら、契約している可能性があります。


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