【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』59
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Part3「人間のクセ」を知る 12幻惑 数字や状況を冷静に読み取る
Q12‐1 HIV感染検査(p.223)の正解
1万人のうち9,999人は陰性なのに、その1%は「陽性」と判定されてしまう(99.99人)
本当に陽性の1人は、99%の確率で「陽性」と判定される(0.99人)
陽性と判定されるのは、99.99人+0.99人=100.98人
本当に陽性である確率は、1人÷100.98人=0.0099
99%や99.9%という数字に惑わされないようにする
ビジネスの市場調査でも、同じことが起こる
感想
数字は強力だけれど恐ろしいということの一例だと思いました。パーセンテージの場合、実数に落とすと、数字に惑わされにくくなるとは思います。例えば、99%の読み取り精度のOCRだと、100字に1字の誤字があり、400字詰めの原稿用紙1枚に4文字の誤字があることになります。
市場調査などだと、統計学の知識で回避できるものも少ないないのでしょうか。例えば、30人のクラスで、誕生日が同じ人がいる確率は低そうですが、計算してみると、意外に高い確率だったりします。
確率や割合は実体の理解をミスリードすることが多いのかもしれません。気をつけたいところです。
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