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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』02

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『「具体⇔抽象」トレーニング』目次マインドマップ

読書メモ

はじめに

  • 「具体と抽象」という軸で眺めると、世の中が変わって見える

    • 「具体↔抽象ピラミッド」で具体と抽象に関する様々な事象を説明

    • 抽象化:ごく少数の言葉や図形で森羅万象を説明すること

    • 「具体↔抽象ピラミッド」は様々な目的に応用できる(抽象化の効用)

  • 本書の構成とその狙い

    • Why(第1章)

    • What(第2~4章)

    • How(第5章)

    • 抽象化の代表例としての「言葉の定義」、アナロジーを用いた発想法、身近な生活への展開(第6章)

    • 抽象化の「使用上の注意」について解説(第7章)

  • 試験問題には正解があるが、現実の問題には正解がないことがほとんど

    • 抽象化と具体化:「自分の頭で考える」ための方法論

    • 『「具体⇔抽象」トレーニング』には様々な質問やクイズがあるが、「正解」は載せていない

      • 「これを解として先に進んでよいのか?」と自問自答する(もやもやに耐える)

      • 自分が下した意思決定にを行動に移すときは「全て正解」だと思い込んで実行することが大事

      • 「問題には正解があり、知識量のみが優劣を決める」という価値観から抜け出す
        具体と抽象の往復によって「自分なりの解」を見つける

感想

細谷さんの「抽象化」の定義はおもしろいと思いました。「ごく少数の言葉や図形で森羅万象を説明すること」というのは、なるほどと思いました。私ならば、「多くの個別の事象について一度に包括的に説明できること」というように考えたいと思います。

抽象化といっても、どの基準で切り取るかで、抽象化の中身が違っているのではないかと思います。抽象化の基準(切り口)をいっぱい持っていることが、抽象化を自在に使いこなす秘訣なのではないかと考えています。

もしかしたら、抽象化は各人の「知覚」と結びついているのかもしれません。となると、確かに、抽象化は、一つの正解に収斂する性質のものではないと思います。

抽象化とは、帰納的に一般法則を導き出すことくらいに思っていましたが、もっと奥の深いものかもしれません。

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