【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』58
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
第4章 リサーチのケーススタディ
【顧客を調べる①】取引先の実態を調べる
目的の確認(図表4-1)
目的:ある日用品のメーカーの営業の効率化
現状:中小の小売店まで直接セールスパーソンが訪問して受注を取ってきている
仮説:この状態に効率化の余地がある
リサーチプランの設計
調べるもの:小売業の実態
→Web検索や文献などからはなかなか情報がとれないのではないか
→データを「さがす」よりも「つくる」手法をとる調査手法
フィールド調査(仮説立案)
→とにかく現場に行ってみる
→セールスパーソンの訪問に同行アンケート調査(仮説検証)
→定量的データで説得性・納得性を上げるためインタビューを行わなかった理由
現場に負荷をかけるから
今回のリサーチではスピードが求められていたから
感想
目的とリサーチの手法がリンクしていることは確かです。仮説の立案だと、フィールド調査(現場に行く調査)、ソーシャルリスニング、Web検索、文献調査あたりが候補になるのではないでしょうか。また、仮説の検証では、アンケート調査やインタビュー調査が有効ではないかと思います。
このケースで重要なのは、さっと仮説をつくり、仮説の検証のサイクルをぐるぐる回すことではないでしょうか。そう考えると、それほど時間がかからない調査が適しているとも考えられます。
ともかくも、目的と調査にかけられる時間(+金銭的コスト)が、調査の手法を決める要因ではないかと思いました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。