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食わず嫌いほどもったいないものはない

この番組、知ってますか?
『食わず嫌い王決定戦』

とんねるずの番組でもう終了してからしばらく経つけど、初めてこの番組を見たとき、衝撃を受けたんですよね。

こんなにおもしろい番組があるのか、と。

食わず嫌いって、食べたことがないのに嫌いって意味だから、本来の意味からはズレているかもしれないけど。

ときどきほんとに食わず嫌いがあったりして。
『今回初めて食べたら美味しかった!』って、もはや演技する必要がなかったり。

この番組は、嫌いなものを好きだと言いながら表情をくみ取るっていう、なんだか人間味のあふれるシーンが多くてすごく好きだったんですよね。
苦手だと明らかにわかっちゃうようなのが、ほほえましかったりして。

ちょっと考えてみると、意外と食わず嫌いなものって、自分の周りにもあるもの。

一度食べて嫌いになったなら仕方ないけど、食べもしないで嫌いっていうのはちょっともったいないな、と思ってしまうのです。


自分で勝手にイメージを作り上げるのはもったいない

人は想像力がとても豊か。だから勝手にイメージしちゃう。

経験したことがないのに、イメージだけで『あれはダメだ』なんて決めちゃう人、周りにいませんか?


これ、つい最近の話なんですが。
同僚数人で話をしていたとき、『推し』の話になったんですよね。

すると、やはり、決めつける人は1人はいるもんです。

話をふられたので、『推しですか~。推しはいないけど、好きなのは韓国ドラマですね。』って言った途端。


『あ~私韓国ドラマだけはダメなんですよね』
って。

あー・・・やっぱり、こういう人ってどこにでもいるんだな。
すごく残念な気持ちになってしまう。
人の話の腰を折りつつ、自分の好みを押し通す。
別にお前の好みは聞いてないんだよ、っていう言葉をグッと飲み込む。

『ま、私もこんなにハマるとは思ってませんでしたよ、ハハハ。』
と笑って終わらせて、他の人に話をふる。

大人になったな、私。

結局、その人は韓国ドラマを見たこともなかったそうで。
イメージだけで嫌だと決めつけてしまっただけなんですね。


それって、色んな意味でもったいないな、と思ってしまうわけです。

仮にも『推し』って相手が好きだと思っていることですよね。
それをわざわざ否定する必要って無いと思うんですよ。
もし、苦手だったとしても、『そうなんですね、私それあまり詳しくなくて』くらいにしておくのが大人のたしなみってもんです。

自分が新しい世界を知るきっかけも失い、同僚からは”残念な人だな”と思われてしまうなんて。

すごくもったいないなって思っちゃうんですよ。


どうせ言うなら一度挑戦してみてから言えばいい

つべこべ言わずにまずはやってみたらいいじゃない。

経験もしたことないのにダメ出しするのって、スマートではありません。
むしろちょっとかっこ悪いとすら思ってしまう。

経験したうえで苦手だと思ったならそれでもいいんですよ。
でも、好きだと言っている本人に対して、わざわざ『ダメだ』って言う必要ってほんとにあるのか、甚だギモンに思うわけです。
経験したうえでダメっていう必要もないと思っているのに、やってもいない、知ってもいないくせに『ダメ』って言われてしまうと・・・。
ちょっとモヤる。
いや、かなりモヤる。

だから、どうしても何か言いたいんだったら、まずはそのことについてやってみてからの方がいいと思うんですよね。


苦手だなと思っている人ほどぶつかってみたら意外と気が合ったり。
美味しくなさそうだなって思っているものに挑戦してみたら、美味しかったり。
結構あるもんです。


この人、苦手かもと思っていても。

苦手意識があったら、あえて飛び込む。

実際、初任科のとき、クラスが別であまり接点はなかったけど、なんか見た目だけで『苦手だな』と思っていた同期。
初任科のときは、当然できるだけ接触を断っていた。

ところが、初総(今は初任補習科)で学校戻ったときに同じクラスになっちゃって。
ましてや、部屋まで一緒になっちゃって。
『やだな』って思っていたのに。
それは、相手も同じで、『あの人とはなんか合わなそう。』と思っていたみたい。

だから、しばらく必要最低限の話しかしなかったんです。

ところが、転換期はふいに訪れる。
きっかけは草むしり。

お互いに黙々とやっている。
周りは適当にやっているのに。
無心で草をむしる姿に親近感を覚える。

『もしや、気が合うのか・・・?』

試しにちょっと話しかけてみたら、なんと大学が同じと判明。
しかも、超マイナーな学部まで一緒。
むしろ同じ時期に通っていたではないか。
(若干同期の方が年上)。
そのうえ、飲むのが大好きと聞いたら一緒に飲みに行かずにはいられなかった。
草むしりの日は金曜日。
警察学校から外泊できる日。

翌日の土曜日、早速飲みに行く。
ああ、ダメだ。
この人すごく好きだ。
なんで初任科の時に話しかけなかったのだろうか。

それ以来、生涯の友となる。
こんなに意気投合できるなんて、思ってもみませんでした。

結局、在職中はずっと連絡を取り合い、退職することを面と向かって話したのはこの同期だけでした。
あのとき、ちゃんと飛び込んでみてよかったって思うわけです。


苦いと思っていたら

大人になって味覚が変わることもあることを教えてくれた、ゴーヤ様。

大学生の時、居酒屋で食べたゴーヤ。
『苦くて美味しくない』と思っていたのに。

旦那が好きだっていうからゴーヤチャンプルを作ってみた。
『もし、食べられなかったら、あなたが全部食べてね。』という脅迫とともに。

ほんとにこんなの美味しいのかなと思いつつ、恐る恐る口に運ぶ。

『え。うまっ。』
衝撃のうまさ。
なにこれ。

探し出したレシピも良かったからかもしれないけど、こんなにおいしいなんて、聞いてない。

今では我が家の定番料理に。
なんなら夏は毎年ゴーヤ植えてる。

今年もそろそろゴーヤを植える季節がやってくる。


まとめ

ダメならダメで挑戦したことはすべて経験になる。

挑戦してみてやっぱりだめだったってこともあるけど、意外とダメじゃないことのほうが多かったりして。

知らないことを知らないままにしておくよりも、挑戦してみたら違った面が見えることだってあるんです。
自分でブレーキかけるよりも、突っ込んでいったことの方が世界が広がるかもしれない。


それってすごくワクワクしませんか?


最後までご覧いただきありがとうございます。
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