マーケティングの両輪をバランス良く回すと事業はうまくいく
この世はビジネス戦国時代。
学生の頃「文武両道」と言われていたように、戦国時代も「戦の強さと内政外交する知識」が求められていました。
そして、現代マーケティングにもこの両輪が存在します。それが「ファンダメンタルズマーケティングとテクニカルマーケティング」です。
こちらの本にその両輪の大切さは書いていますが、今回は上記の本と「売上最小化、利益最大化の法則」という本、そして私の経験なども踏まえて、事業の考え方・技術などをお伝えしていきます。
デジタルだけに頼ってしまってる人、商品設計だけで終わってしまっている人などもっと何かできると思っている人はぜひ見てください!
1:総合力で築いた信玄ブランド
ついに武田信玄を語る時が来ました。
武田信玄って「甲斐の虎」と言われていたり、見た目も相まって「武(力)が強い武将」と思われがちですが信玄は、「戦も強く・政治や仕組みづくりもできる武将」だったのです。
実際、幼い頃から、兵法や武術、政治にとどまらず儒教や中国古典、漢詩や和歌、水墨画に茶道などを学び非の打ち所がない秀才でした。
いやーほんとに努力の天才です。(私だったら、こんなに習い事無理ですね、、、)
武田家は、鎌倉時代からの名家ということもあり「家柄意識」が強く、古参の家臣にも威厳を示す必要があったため、そういった背景から努力の天才になっていったんじゃないかなと思います。
その努力が、培った経験による総合力が最強の戦国武将武田信玄の強みなのかなと思っていますし、武田信玄のブランドを築いた要因だと思います!
やはり、戦(力)だけ強くても内政や外交ができなければ、中から崩壊する・もしくは同盟を組んだ相手に外から狙われます。
逆に内政や外交ができても、戦が弱ければいざという時に標的にされて終わりです。
事実、信玄は戦も連戦連勝と強いことながら、「武田二十四将」と言われる家臣に軍事や内政などの経験をガンガン積ませ、任せても回る仕組みを作ったりしました。
家臣からも慕われる育成力、そして内政構築力はさすがだだなと感じます。
(*逸話では、信玄は死ぬ直前に「3年は死んだことを隠せ、葬儀はするな」と伝えたという話もあります。これは、自分が死んでから内政が立て直すまで外から責められないようにと考えてのことです)
死の直前まで、先のことを考え、武田家が存続するために勝ち続けるためにを考えていたのです。
こんな完璧に近い信玄の強みである総合力はやはり見習うべきだなと感じます。
そこでマーケティングの総合力という点で次から話していきたいと思う。
2:マーケティングの両輪
総合力の大切さ、それがもたらすブランドの強さについては理解していただけたかなと思います。
そんな総合力というのはマーケティングにもあります。
それが後に詳しく説明するファンダメンタルズマーケティングとテクニカルマーケティングです。
この二つが噛み合うことがマーケティングの総合力になります!
テクニカルだけでは、「売れやすい・もうすでに売れてるもの」にしか作用せず、ファンダメンタルズだけでは、「売れるきっかけをつくること」しかできない。
*マーケティングとは、まだ売れていない埋もれた優良な商品を売れ続ける、加速させるためだと思っている。
だからこそ、双方が噛み合い、売るきっかけを作り、加速させる形が最高なのだ。
そのために一つ一つ丁寧に見ていきましょう!
3:ファンダメンタルズマーケティング
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