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地味に続く介護

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故郷に残る一人親への対応を中心に、関連する話題を書いてまとめています。黄昏時のサラリーマンが直面しつつ、あまり会話に出てこない内容なので、斜め読みして頂くことで取っ掛かりとしてお…
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2021年8月の記事一覧

介護家族にも守るべき本人の命の線引きが求められる時代になった

介護家族にも守るべき本人の命の線引きが求められる時代になった

月曜日から天気がイマイチなのは、ちょっと勘弁願いたいですね。台風も迫っていますが、雨はもういいやと思うこの頃。

さて……

今回は、土曜日から記事にしている母の入院対応について、総括したい。

昔は、患者への対応は医療側がほとんどを決めていた。家族が対応方針の決定に関わることは少なく、結果のみ通知される場合の方がはるかに多かった。

しかし医療過誤問題等の発生や医療を受ける側の権利意識の高まり等

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介護家族に求められる軽くはない決断

介護家族に求められる軽くはない決断

晴れれば暑く、雨が降れば夏っぽくない。そしてコロナでステイホームが求められる昨今、何となく抑圧されているような感覚に陥りますが、あなたが心の健康を第一に過ごされるよう願っています。

さて……

昨日、老人ホームで倒れた母の対応についての記事を書いた。

医師からの説明が終わり、入院手続書類の記入を求められた際に、延命治療についての家族の意思も確認された。これが結構重いものであったと今にして感じて

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「母を訪ねて三千里」にははるかに及ばないけど、300kmは移動して対応した件

「母を訪ねて三千里」にははるかに及ばないけど、300kmは移動して対応した件

夏らしいギラギラした日差しは嫌なものですが、そうかと言って今の天気が好ましいものなのかは悩ましいところですね。

さて……

今日、老人ホームで暮らす母が自室で倒れたとの一報を受けて、慌てて駆けつけた。ホームの職員は毎朝検温のため各部屋を巡回しており、母の部屋を訪ねたらベッドと洗面台の間に倒れていたとのこと。

体をかばった際についたと思われる左手と、なぜか反対の右足が痛いという訴えにより病院に救

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成年後見制度に関する記事を読み、問題点がよりクリアになった気がする

相変わらず暑い日が続いております。あなたが健康を損なっていないことを心からお祈りしております。

さて……

以前、成年後見制度について自分の気付きを書いたことがある。シリーズなので、このあたり以降の記事をお読み頂ければ幸い。

割とそれに近い内容の記事が雑誌「東洋経済」に掲載されていた。

基本的な問題意識は同じ。かつて後見人を親族に任せていたが横領が頻発、だから法的有資格者に成年後見人を委ねる

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