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地味に続く介護

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故郷に残る一人親への対応を中心に、関連する話題を書いてまとめています。黄昏時のサラリーマンが直面しつつ、あまり会話に出てこない内容なので、斜め読みして頂くことで取っ掛かりとしてお…
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2021年2月の記事一覧

少しずつ、捨てる側に立ち位置が変わる

少しずつ、捨てる側に立ち位置が変わる

母の介護に関わるようになってから、「自分もどう老いていくのだろう?」と考える機会が増えた。母に起こったことは、そのまま自分にも起こりうることでもある。

とりわけ、今は空き家となった実家に残されたものの整理に関わると、不要なものがたくさん出てくる。モノのない時代に育った父母は、何でも大事に取っておく習性が身に付いている。

ものを大事にするのは悪いことではない。最近は聞かなくなったが「モッタイナイ

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マイナンバーカードの電子証明書有効期限通知書が来た

マイナンバーカードの電子証明書有効期限通知書が来た

亡父は生前、マイナンバーカードの作成にこだわった。あまりその意味を理解していたとは思えないのだが、懇願に応えて私が顔写真を撮影し、ネットで申し込んだ。そのカードが実用されることは、やはりなかったけど。

亡父は自分の分だけでは飽き足らず、母にもその作成の必要性を説いた。母もやはりよく分からないまま、亡父の熱意に従ってマイナンバーカードを作成し、現在に至る。

今年は父母がマイナンバーカードを作成し

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介護をしている立場で女性蔑視発言を考えると

介護をしている立場で女性蔑視発言を考えると

私は、老母を遠隔介護している。

昨今世を騒がせてきた女性蔑視発言が、会長辞任という状況を招いた。介護者の立場からは、この発言も少し変わって見える。

まず、会長(執筆時)には恐らく全く悪意がなかったこと、推測だがもっと言えばウケると思ってしゃべっていたことは指摘したい。

昔から失言癖があり、舌禍を招いていた。ただ、そういう人は意外とサービス精神が旺盛である。誰かにマウントを取りたいとか、傷つけ

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