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地味に続く介護

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故郷に残る一人親への対応を中心に、関連する話題を書いてまとめています。黄昏時のサラリーマンが直面しつつ、あまり会話に出てこない内容なので、斜め読みして頂くことで取っ掛かりとしてお…
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2021年1月の記事一覧

年を取っても頭脳明晰の是非

年を取っても頭脳明晰の是非

多くの人が、年を取って記憶が失われたり思考能力が損なわれたりするのを恐れ、いつまでも頭脳明晰でありたいと願っている。

但し当然のことながら、若い頃より更に頭脳明晰になるのを望むのは無理であろう。そこまでは望まなくても、できるだけ現状を維持したい人は多い。

この点は、もう少し考えるべきだと思っている。多くの人が痴呆症を恐れているのだけど、それを脇に置いて、なお本当に全てのことをいつまでも覚えてい

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緊急事態宣言で母との面会が更に間遠になる件

緊急事態宣言で母との面会が更に間遠になる件

1月8日の緊急事態宣言を受けて、私は帰省がしづらくなった。その後帰省先の自治体側も緊急事態宣言の対象となり、更に移動の心理的なハードルが高くなっている。

強制力がないのだから、構わずに帰省するのも選択肢ではある。でも、それは近隣の目との戦いともなる。

緊急事態宣言の対象地域間での車による移動であれば、どっちもどっち感が漂うのだけど、そう思う人ばかりではない。かつて実際にあったように、車に批判的

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医療スタッフからの電話で母の息災を知る

医療スタッフからの電話で母の息災を知る

暮れも押し迫ったある日のこと、母がお世話になっている老人ホームから電話があった。

普段はホームの事務スタッフか施設長からの場合が多い。でも今回は、看護師さんからであった。

巡回で来訪している医師に対して、母がお腹の不調を訴えたらしい。それを受けた医師より今飲んでいる薬の処方を変えるよう指示があり、その報告のため電話してきたものであった。

たったそれだけのことではあるが、この電話によって母がき

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