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『うつになる人は心が弱い』と思っている人は損をしています!

突然ですが、もしあなたが経営者だったら「うつ」になった人を雇いたいと思いますか??
おそらく「メンタル弱い人はちょっと…」などと思うのではないでしょうか??
「あんた、なんて薄情な人だ!!!」
…なんて責めるつもりはありませんw
きっと多くの方はそう思うと思います🙂

ですがなぜ「うつの人は心が弱い」と思うのでしょうか?
きっと「『うつ』になる人は心が弱い」とか「『うつ』は治らない」といったことをメディアが話しているからだと思います。
ですが本当にそうですか??
実はそんな事はありません。
今日は間違った知識のために「あなたって薄情な人!」と言われてしまう前に、是非この記事を読んで「『うつ』になる人は心が弱い」という嘘を知って頂ければと思います🙌

「センシティブ=心が弱い」は間違い

なぜ『うつ』になる人は「心が弱い」とか「根性がない」などと言われてしまうのか。
それはタイプの違う立場の人から見るとそう見えるからです。

ここでちょっと想像してみてください。

ーーもし、あなたが象のような耳を持っていたら?
オフィスにいるだけでうるさくてストレスが溜まるかもしれませんし、ちょっとした口論や書類を机に投げ置く音で「ビクッ!」と驚くことでしょう。

ーー犬のように鼻が敏感だったら??
空調の匂いや男性の汗・ちょっとした湿度の変化で体調が悪くなるかもしれません。

ーーネズミのように危機察知能力が高かったら??
小さなミスも気になってしまい、全ての物事に対して慎重になるかもしれません。
周りの人が不機嫌なだけで体が強張るかもしれないし、ちょっとした発言がすごく気になったりするかも。

ーーイルカのように共感性が高かったら?
同僚の忙しさや怒りや悲しみに同情して一日中気になってしまったり、困っている人がいたら自分の評価などそっちのけで助けたくなってしまうかも。

ーーアリのように従順な精神を持っていたら?
他の人が軽視しているようなルールも真面目に守り、自分の健康や感情よりも与えられた責務を全うするために走り続けるかもしれません。

さて、ここまで上げてきた動物たちは「心が弱い」と思いますか?
きっとそんなことは思わないと思います。
「心が弱い」のではなく、「特性を持っていることで、特定のストレスに敏感」なだけではないでしょうか?

「心が弱い」からではなく、「感性が豊か」だから。

統計的に見ると「うつ」の被害にあう方は、こうした敏感な性質を持つ『HSP(ハイパーセンシティブパーソン)』の方や、真面目で勤勉な性質を持つ『メランコリー親和型』といわれるといった方が多いとされています。
そうじゃない人からしたら「何でこんなことで疲れるんだ!」「何でこんなことで落ち込むんだ!」と思う事でしょう。
ですが彼らにとっては、ストレスの要因になることが多いのです。

逆の立場を考えてみてください。
あなたが活発なエネルギーと度胸を備え、物怖じしない特性を持っているとしましょう。

「ルールを厳密に守りなさい。」
「周りの音からチームメイトの機嫌をしっかりと捉え続けなさい。」
「一切のミスも出さないように一言一句丁寧に書類を確認しなさい。」

こうした状況に置かれたらストレスではありませんか??
その人の持つ特性によってストレスを感じる要因は違います。
それなのに、マジョリティーであるという理由だけで、社会の構造的にストレスを受けやすい人々を「心が弱い」としてしまうのは、悲しくないでしょうか😢

特性とは強みであるべき

上述したように、彼らには何かしらの特化した能力があり、それを環境が強く刺激してしまっているだけです。
彼らが傷つきやすい環境に彼らを置いて、ただ闇雲に「心が弱い」と呼んでいるのが今の社会です。

すごく勿体無いし、優しくないと思いませんか?

彼らは弱くなどなく、普通の人よりセンシティブな感覚を持ち、決められた事を遂行する強さを持っています。
彼らに対して「心が弱い」と距離を置かずに、ストレスに感じるものの種類や量が多いんだと認識して上手く関係を築けば、驚くほど活躍してくれるはずです。
でも彼らの事を認知すらできない人が大多数なので、上手く扱うどころか「心が弱い」という印象で片付けられてしまっているのは、本当にもったいないです。

本来であれば、僕は仕事を受ける際にも「うつ」の経験者であることを語りたいです🙂
なぜなら、そうすることで「うつ経験者でもこんなに働けるんだ」と分かってもらえますし、メンタルに不安を持つ人の相談に乗る機会も増えるからです!
ですが現状では「うつ経験者」であることを公表すると著しく採用率が下がるので、お相手次第では控えています、、

どうか、今日を期に「うつになる人は心が弱い」という見方を、「優れた特性があるからストレスを受けやすい人」という見方に変えてみてください。
きっとあなたにはできない貢献の仕方をしてくれるはずです。


僕は専門家でも医者でもないので、まだ知識的に至らない部分もありますし、考えもまとまっていません。
ですが、『うつ』で苦しむ方が根本的に少なくなるよう、考えられる事・できる事を今後も伝えていけたらと思います!

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