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リーさん4Kやるっつ~からリニューアル後 初の新文芸坐、便利になるも名画座らしさがすこ~し失われつつあるのが寂しい…10代の記憶がよみがえる、劇場での鑑賞21回目ぐらいの「死亡遊戯」と劇場では47年ぶりぐらい? の「ドラゴンへの道」/新文芸坐…わし流 芸術の夏2022③


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ブルース・リー4Kをやるというので重すぎる腰を1年2カ月以上ぶりに上げてリニューアル後初の、池袋は新文芸坐へ。

到着するなり「なんか違うな…」と思ったのは入り口にあった「ただいま公開中」や「これからのラインナップ」的なポスター等が張り巡らしてあったウインドーがなく、自転車置き場になっていました。あれこそが「昭和の名画座」の名残りだったのに、なんか寂しいなぁ…。とはいえ、事前に指定席ネット予約ができるようになったことはよかったです。

「死亡遊戯」はBSでの放送やDVD等も含めてこの何十年、なぜかリーさんの怪鳥音が素っ頓狂な声になっちゃってたのを「ブルース・リー 死亡遊戯」のタイトルでの初公開時の音声に戻した形の今回の上映(2年前にも吉祥寺で鑑賞)は、本作をオールタイムベスト1にしているワシには感涙もの。劇場では20回目か21回目ぐらいでしょう。

撮影途中でリーさんが急死してしまったためファンも含めて無理を承知で完成した本作ですが、使用されなかったフィルムがYou Tubeで公開されてたりするのを見た上で改めて見ると、監督ロバート・クローズはよくぞこの約15分だけしか使用しなかった、と思います。本作では怪鳥音以外、一言もしゃべらないことがカッコいいのに、使用されなかったフィルムでは余計なセリフをしゃべってる感じもあるんで。 

いっぽうの「ドラゴンへの道」も近年BS等で放送されるバージョンではなく、ワシが初めて劇場でリーさんを見たときとたぶんおおむね同じの英語版。あのときは都民の日で、立川に1人で見に行こうと出かけたところ地元の駅で同じクラスの女子と会ってしまい、しかし1回も話したことがない相手なので恥ずかしくて気付かぬふりをして通り過ぎた…なんでいう記憶がよみがえってしまいました。なおこの映画、音楽もリーさんがやってたと思いますが、レオーネの「ウエスタン」(ワンス・ア・ポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト)に相当影響を受けてますな。

あ、そ~だ、「死亡遊戯」を初めて見た八王子でも館内に、高校で同じクラスじゃないけど同学年の男子数人の姿を見かけ、しかし1回も話したことがない連中だったので気付かぬ…、いや、このときはどっちかっつ~と気付かれないように最後まで気配を消して見た記憶があります。特にトイレには秒単位でタイミングを見計らって行きましたな。なんか「1人で見に来た」と思われるのが嫌だったんだよね~。1人で見に行ってんだけど。


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