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「自撮り再現」を求めて実に40年ぶりに再訪! だが、しかし…わし流ショボ鉄たび㉙「石老山ハイキング」

某デザイン学校入学から40周年の今年は、数年前に制作した仲間内のDVDをリブートするため、当時のワシの行動を再現する「聖地巡礼」を撮影中。

今回は入学直前の体力づくりのため?「日帰り山籠もり特訓」した相模湖近くにある石老山に出かけました。ワシんちからJRで往復約1000円、手ごろなところですが山に登るのは実に40年ぶりのようです。

中央東線相模湖駅を他のハイカーより先にトイレをすませるため、素早く下車。が、しかし! 改札を出て右のあたりにこのような「お知らせ」が貼りだしてありました。

お知らせ220508-1ブライト&ビビッド.jpg80


ありゃりゃ、あの台風から3年もたっているのにまだこういう状態だったか。40年前はバス停「石老山登山口」からのコースだったのです。あ、そうだ、数年前に駅ハイで顕鏡寺までは行ったことあったなあ。「花子とアン」のモデルになった白蓮ゆかりの…ま、とにかくこういうことならコース変更は仕方ありません。プレジャーフォレレスト前(当時はピクニックランド)からという、40年前とは逆のスタートとなります。ン? 逆コース…? 川端康成の「伊豆の踊子」の逆コースをたどった、松本清張の「天城越え」を思い出すぞ。な、なんか不安…。

地図220508-1ブライト&ビビッド.jpg80


舗装された道から登山道に入って少しして振り返ると、ヤマツツジ越しに相模湖が青く見えました。そういえば40年前からさらに2年ぐらい前に受験勉強の合間の気晴らしにと、湖畔などを歩いたことがあったっけ。たしか途中に本屋があって「初代ウルトラマン」関係の本を買ったような…?

ふりかえって相模湖220508-1ブライト&ビビッド


顎マスクで人が近付いたときだけ付ける、という構えで登り続けますと、やがて大明神展望台。あの橋をバスで渡ってきたんだなぁ。駅ハイのときは酔狂にも歩いてきたんだね…。

しかし40年前にセルフタイマーで自撮りしたのはここではないようです。

相模湖ズーム220508-1ブライト&ビビッド


少し休んでから山頂へ向かいます。岩でゴツゴツした急登も。そのときは気付かなかったものの、あとで写真をよく見ればデカデカと「向こう側の連中」数人の顔が確認できます。ワ、ワシは「連中」の顔をおもいっきり踏んずけていたのか!! しかしわざとでなければ問題ありません。

登山道220508-1連中ブライト&ビビッド


ようやく標高702mの山頂広場に付きました。しかし、40年前のガイド本に書いてあったのと同じく、今もほとんど展望がききません。

山頂広場220508-1ゴージャス


木々の隙間からやっとこのくらい、景色が見えました。が、ここも40年前のセルフタイマーの場所とは違います。「聖地」はどうやらいま登れなくなっているところだったようです。しかたがない、また40年後に来るとするか。待てよ、40年後ってワシ、ひゃ、100歳じゃんかよ…!!

石老山山より220508-1ブライト&ビビッド


山頂広場でコンビニおにぎり(&第3のビール350)という、さみしいお弁当。遊んでいる小学生らしき子供たちの1人がなぜか美川憲一の「さそり座の女」を口ずさんでいました。50年も前の曲なのに、よく知ってるなぁ…。

おにぎり220508強い濃い


山頂からはUターン。急なところも多いので慎重に。ところどころにヤマツツジが彩を与えてくれました。

ヤマツツジ220508-1ブルースカイ


やがて舗装道路に出てしばらくすると、かたわらに「向こう側の連中」約1名を確認。一瞬、目が合ってしまいましたがすみゃかに視線をそらし、無言でその場を立ち去ったので、何事もなくすみました。

連中220508-1ブライト&ビビッド


また少し進むと、ため池が。ここには多数の「向こう側の連中」が確認できますが、気付かぬふりをして静かにその場を立ち去ったので、無事、通り過ぎることができました。

ため池連中220508-1ブライト&ビビッド


途中、渡し舟の看板があったので少し迷ったものの、当初の予定通り、日帰り温泉「うるり」で汗を流しました。

温泉うるり220508強い濃い


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