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r_funaki
2021年12月12日 19:18
作家であり医師である夏川草介氏が森鷗外の文体について書いている。(今日の毎日新聞) 氏は尊厳死とか安楽死という鷗外作品の主題ばかりでなく、その文体に強く惹きつけられるものがあると言っている。 「緻密で、鋭利で、ときには気品すら漂うその著述は、ともすれば、熟練の外科医の手術野を見ているようである。血管を確保し、神経を認識し、腸管を把持して静かに病巣を露わにしていくように、鷗外は対象に接近して
2021年11月16日 00:12
「脚気に関し、緒方が脚気感染症説を発表、これを否定するドイツの北里は、森林太郎の緒方擁護論に真っ向から反論。この事件が、世界的な学者に成長した北里を、日本医学界、就中東大が受け入れる場所を造らなかった後事に発展する。」上山明博著『北里柴三郎』についての村上陽一郎評より(2021-11-6の毎日新聞) この書評からも知られるように、当時、日本の軍隊で大きな問題となっていた脚気(かっけ)に関し、