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「子どもの成功にはIQよりEQ」と言われる所以になった試験は再現性がなかった!

ご訪問ありがとうございます。まだお喋りはほんの少しな2歳9ヶ月息子と6ヶ月の娘を子育て中のリケジョママです。

幼児期にはIQよりEQの定説

突然ですが、マシュマロ実験ってご存知ですか?

600人の4歳の子どもたちに目の前にマシュマロを1個置き、「15分食べるのを我慢できたら2個あげるよ」と言って、大人は部屋を出ます。

時間に参加した子どもたちのその後を追ったところ、マシュマロを我慢できた子の方がSAT(アメリカの大学進学適性試験)の成績が210ポイントも高かったという結果が出た試験です。

この試験をもとに、幼少期にはIQよりもEQ(自制心を含めた感情的知能)を鍛えるのが重要だという説が主流で、私も信じていました。

なんと再現性がなかった

しかし、これに続きがあって、なんとこの試験に再現性がなかったそうです!

私はそれを知らなくて…昨日、そのことを知ってビックリ仰天しているところです😶

被験者を900人に増やし、さらにより多様的な背景をもつ子どもたちを対象に再現性を確認したところ、

マシュマロを我慢できたかどうかよりも、親の年収が高いほど子どもの社会的な成功に相関が見られたということが2018年に発表されたのでした😅(結局、親の年収かーーい!)

相関関係と因果関係

いやー、これ、相関関係と因果関係が違うことのいい例ですよね🤔

「自制心があると社会的に成功する」と言われれば、誰でもそこに因果関係があると思ってしまうわけですが、

再現試験から導き出されたことは、

☑︎親の年収が高い→自制心がある子が多い
☑︎親の年収が高い→社会的に成功する子が多い

という二つの因果関係であって、「自制心があること」と「社会的に成功する」ことは相関関係だったのですね〜。(なるほど、納得。面白い☺️)

結局、教育環境が大事

で、ここで「結局お金か…」と思うのは短絡的だと私は思います。

親の年収が高いということは、親が社会的に成功するコツや考え方を子どもに自然と教えているのかもしれないし、

経済的に安定していることで精神的にも安定して過ごせている可能性も高いです。

つまり、この再現試験から言えることは、子どもの頃に自制心があるわきまえた行動をとれるかどうかよりも、長期的に良い教育・環境にいれるかが重要なのでは、ということ。

つまり、小さい時のEQやIQでは何もわからない!
子どもは伸び代だらけ!

そういう風に捉えたリケジョママでした。

どうぞよしなに。

📕参考図書

マシュマロ実験の続きがあることを知った本☟

子どもの頃、所謂"どうしようもない"子どもだったひろゆきさん、社会的に大成功されています。

そんな方の子育て論は、本当に面白い❗️

「学校では教えてくれないから親が教える必要があること」など「なるほど、確かに!」と思う点もあれば、「それは極端すぎ🤣」と思うところもありますが、

最近読んだ子育て関連の本の中でダントツで面白いです。オススメ。

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