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【エッセイ】小さな成長と大きな一歩

先日、保育園に息子を送りに行くと、息子が通りすがりの他のママさんに言った。

「ぉはよう!」

この姿を見て、私は感激した。

何故なら、息子は3才半だけど、自ら「おはよう!」と自然に挨拶をしたのは初めてだったからだ。

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そもそも、ASDの息子が「はょ!(おはよう)」と言えるようになったのは、3才を過ぎてからだった。

それ以降も、「おはよう」と言われても無視したり、「おはよう」と返したとしてもてんで違う方向を見ている、と言った具合だった。

その度に、「おはようって言うんだよ」「相手の目を見て言おうね」と諭し続けてきた。

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それがついに、ついに、ついに、自分から相手の方を見て自然な「おはよう!」が言えたのだ。

こんな嬉しいこと、あるだろうか。

まぁ、出来たのはたった一回だけで、それ以降はいつもの調子なのだけど。

こうした小さな成長を見た時、
私は「大きな一歩」を感じる。

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成長には、「言っても変化なし。やっても変化なし。」な時期がある。

所謂、学習曲線でいう「準備期」と呼ばれるやつだ。

ここを乗り越えた人だけが、「発展期」と呼ばれる成長期に突入できる。

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小さな成長を実感できたときは、この「準備期」から「発展期」へ足を踏み入れられた、まさにそのタイミングだと思うのだ。

だからこその、大きな一歩

まぁ、大きな一歩を感じた後「まだまだ準備期抜け出せてなかったわ・・笑」みたいなこともしょっちゅうなんだけど。

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それでも、変化のないように見える地道な積み重ねが、いつか指数関数的に大きくなって花開く、そう信じて歩んでいきたい。

「できないこと」ばかりに注目していると、こちらのメンタルもやられていくからだ。

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「いつになったら出来るようになるんだろう」と些か辟易とするようなことも、いつの間にかできるようになって、

「あぁ、あの頃が懐かしいな、子育て大変だったよね笑」なんて思い出話をする日が来るのかもしれない。

そんな日まで、子どもたちの成長を信じてサポートしていきたいと思う。


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