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「万能薬」という名の偽薬

多くの病に実際に効果を発揮し、
運動能力向上や
免疫力向上などの
様々な効果が期待できる
「万能薬」を知っていますか?


スポーツに使えば
運動パフォーマンスが上がったり
自律神経を整えたりする
効果も期待できるし、

勉強に使えば
集中力を上げたりする
効果も期待できるのです。


さらに、
この「万能薬」には
副作用がないのです。

当然、
違法な成分も一切、
含まれてないです。


唯一の欠点といえば
この「万能薬」は毒にもなる
ということでしょう。


使い方を誤れば、
どのような優れた薬の効果も
消してしまうような毒になるのです。


この「万能薬」の正体が
分かったでしょうか?


この万能薬の正体は偽薬です。
偽薬とは
薬としての成分を持たない錠剤の事です。

もちろん、
病を根本的に治すことはできません。


しかし、偽薬には
しっかりとした効き目があることが
実験や研究によって立証されています。

なぜ薬ではないのに効き目があるのでしょうか?


なぜかというと、
脳が効果を思い込み期待するからなのです。


脳が効果を思い込んだ結果、
脳の報酬中枢という器官が刺激されます。
報酬中枢が刺激されると免疫力が高まるため、
偽薬には効き目があるのです。

また、この効果を
プラシーボ効果や偽薬効果と言います。


それから、
先程、病を根本的に治すことはできないと
書きましたが、
偽薬は実際に医療現場で応用されています。

根本的に治せなくても
免疫力を高めることによって
症状を軽くすることができます。


また、偽薬(プラシーボ)の効果は、
それが偽薬であると知っていた場合でも
起こることが研究で分かっているのです!

偽薬であっても
効果が望めると思い込むことだけで、
脳の報酬中枢が刺激されるため
実際に効き目があるのです。


さて、先程偽薬(プラシーボ)効果によって
免疫力が高まるという説明をしましたが
この効果はこれだけではないのです。


偽薬効果は思い込みによる効果のため、
様々な場面での応用が効くのです。


例えば、
効果が立証されていないことを
モチベーションアップのための
”ルーティーン”として続けると、
実際にモチベーションが高まったりします。


これをやると効果がある
という動作を信じて
”ルーティーン”として続けると
実際に成績が上がったり、
身体能力が伸びたり、
思い通りの結果をもたらす可能性があります。


しかし、偽薬(プラシーボ)効果の反対の
ノーシーボ効果というものもあるのです。

例えば、効果が立証されていることを
効き目がないと思い込むことで、
実際に効き目がなくなるということです。


つまりは、
偽薬(プラシーボ)効果において
頭ごなしに効果を否定するのではなく、
まず信じてみることが重要なのです。


このように、
思い込みだけで様々な効果を
もたらすプラシーボ効果。
是非活用してみて下さい。


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