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トライアスロンに出ます。

来る9月10日、我々はトライアスロンを実行する。
思う存分、競い合おうじゃないか。

という訳で、初めてのトライアスロンまで1週間を切った。というかnote更新をサボったせいであと2日である。

初チャレンジとなるトライアスロン。出場するのは今治伯方島トライアスロンだ。
そう、あの

「は!か!た!の!しお!!」

で有名なあの島である。
気づけば普段から伯方の塩ソングを口ずさむことが増えていたが、大会が終わるとそれも無くなるのかと思うと少し物寂しい。

半年かけてスイム、バイク、ランの練習を積んできた成果を発揮する時が来た。「金曜の夜はプールが空いているから」という理由で泣く泣く飲み会の誘いを断ってきたことが報われてほしいものである。

体調は万全、ここ数日は練習を抑えて疲労回復に努めてきたこともあり、調整は順調だ。
しかし、不安な事が一つある。

尻の耐久性である。
仕事ではデスクワークが多いせいか、どうしても尻への負担が多くなり、ボラギノールが手放せない日々を送るようになっていた。尻からすればとんだブラック企業に入ってしまったものだが、残念ながら彼には退職という選択肢は無い。
そんな中、デスクワークから解放される休日は尻を休めるオアシスだった。休肝日ならぬ休尻日(きゅうけつび)だったのだが、そこにバイクの練習をぶち込んだせいで休尻日が消滅した。労働者尻、週休0日制の導入である。しかし労働組合は存在しないため歯止めは効かない。

ヘイSiri、尻へのダメージを減らす方法は?
「自転車に乗るのをやめましょう」
無理である。背に尻はかえられない。

バイク練を継続的に行うことで体力はついてきたのだが、着実に尻へのダメージは増していく。
サドルの上での最適な尻の位置が定まらず、もどかしく感じる瞬間が増えた。
こうなると本番で尻が爆発したりしないか心配である。後遺症で痔に苦しめられる日々が訪れないか心配である。敬愛する朝井リョウさんのエッセイを読んで痔の恐ろしさは重々承知している。
それでも私は漕ぐしかない。だってこのためにわざわざロードバイクを買ったのだ。完走しなきゃ減価償却できないではないか。

当日心配なのはタイムでも熱中症でも天気でもなく、尻という何とも滑稽な心身状態のまま、これを書いている。

尻(フォース)と共にあらんことを。

さて、行ってきます。

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