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周りが親になっていく中で

28歳になってから周囲の様子がとても変わった。そう、親になる友人が増えたのだ。

結婚や出産ピークは25歳辺りに一度くると聞いたことがあったが私の周りは音沙汰なく、この歳で大波となってやってきた。とても静かで、高さのある波だった。

このピークは何だかとても面白く、事後報告が多い。産まれるまで何が起こるか分からないのもあるが、それにしても突然産まれたばかりの赤子の写真が送られてくると、とてもびっくりする。私の友人らだけなのか、それとも世間的にもそんなものなのか。

そんなこんなで、最近の私の胸はずっとザワザワしている。気分が浮かないことが重なったときにはもう大変。赤子の産声と共にたちあがる大きな波に飲み込まれ、目の前が見えなくなる。レスキュー隊を要するほどだ。けど現実はそんなに甘くなく、助けてくれる人もいない。心のコントロールするしかない。

私が家庭をもちたいと思っているからだとは思うが、友人らのスムーズな妊娠・出産をみては、数年後の私もこのように家庭を持てるのだろうかと何となく余計なことを考えてしまう。やはり自分の年齢と妊娠を考えると、悩むことは避けられない。

有難いことに私の友人たちは、私のことを心配してくれてはいるが、不安を煽るような発言は決してしない。事実は教えてくれるが(高齢出産のリスクなど)、市場価値など根拠のない世の中に溢れている婚活のテーマを一切しないから本当に人が良い仲間ばかりでよかったなと思う。

私の経験からだが、お付き合いや結婚は本当にコントロール出来ないものだなと思う。私は恋愛のスイッチを入れないと全く恋愛をしない自覚があったので、24歳辺りからマッチングアプリなどを始めた。有り難いことにそれから2回お付き合いはあったものの、結婚までのご縁はなかった。

だからこそ、周りで結婚や出産をしている人達はすごいなと思う。どんなに動いても、私が好きだと思ってもご縁がない時はないので、それらのハードルを飛び越えて次の扉を開いた人たちは、私たちよくここまできたなと自分を褒めてほしい。

最近の私は24歳から頑張ってきたせいか、エネルギー切れである。だからこそ今は恋愛を一旦やめて、自分の成長を軸に生きることにした。結婚願望はあるがこれは私の気持ちだけでは出来ないので、仮に独身で生きていく人生も見据えて、自己研鑽に集中している。過去の私からしたらびっくりだが、運動と勉強も習慣付いてきた。

子育てに比べればこれらのことはどうってことない。私は母親になった友人たちからとても強いエネルギーをもらっている。私も友人たちにエネルギーを与えられるような姿で28歳を生きていきたい。

今後どんどん分岐が増え、今以上に人生の距離ができたとしても、お互い良いエネルギーを与え続けられる関係性であれば良いなと思う。親・誰かのパートナー・社会人としての「あなた / 私」ではなく、今を生きる1人の人間としての「あなた / 私」としてこれからも繋がっていたい。私はそんな友人関係でいたいな。いさせてね。

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