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【052】寄付を子供の教育に活かす:小さな寄付の大きな力


子育て中の親ならだれしも、子供に良い影響を与えるために、普段の生活でも工夫していることがあると思います。

私は途上国の子供たちを支援するための「フォスタープラン」というNPOに定期的な寄付を行っているのですが、そのことが子育てにプラスになったと感じるので、その体験をシェアします。

「フォスタープラン」は、支援する側の人と、支援を受ける側の「フォスターチャイルド」とが文通しながら、支援活動を行うことができる団体です。私は子供が物心つく頃から、このNPOに定期的な寄付をしながら、その活動に参加していたのですが、これがとても良かった。

フォスタープランに限らず、子供と一緒に寄付を始めてみることは有益だと思います。支援活動を通じて、子供には、社会的責任感や共感性、世界観を広げることができるからです。誰かを助けることはもちろん、子供の教育の一環としても、支援活動に参加することはおすすめです。

なかでも「フォスタープラン」の活動のユニークなところは、寄付する側の人と支援を受ける側の「フォスターチャイルド」とが文通しながら、そのチャイルドのいる地域に寄付活動を行うことができるという点で、それが他のチャリティー活動より有益なポイントの一つなのです。

「フォスタープラン」がおすすめの理由を三つあげてみます。

(1)日本のように経済的に裕福な環境がすべてではないことを、子供に伝えることができる

チャイルドからの手紙や写真はどんな本や教科書よりも饒舌でした。息子にとって、自分と同じ年齢の子供たちが、朝起きて家族のために何キロも歩いて水を汲んできたり、仕事をして稼いでいたりするのを手紙で知ることは衝撃的だったようです。自分は恵まれた環境にいることを自覚もしたでしょう。こうして自分の国の外のことにも少しでも興味関心を持って肌で感じてもらえるならば、寄付金なんて安いものだと思いました。我が子のためにも、海の向こうの途上国の子供たちのためにもなる寄付活動なら、やる価値があると思いませんか。

(2)人のためにお金を使うということを知ってもらう

親のお金の使い方は、子供に大きな影響を与えます。親がどんなことに価値を感じてお金を使うのか、子供は知らず知らずに学ぶのだと思います。

親なら誰でも、子供には人を助けるために使うお金を惜しまない人間になってほしいとですよね。寄付活動を通じて、途上国の子供たちを支援することが子供時代から身近にあって、それが当たり前の行為だと認識して育ってくれれば、大人になった子供もまた人助けをしようと思うでしょう。途上国の子供達の成長を助けているように見えて、実は自分の子供の人としての成長の助けでもあるんだよなと思いながら、チャリティー活動をしていました。

(3)英語(外国語)の勉強になる 

その上、フォスタープランなら、文通というアクティビティがセットでついてきます。文通の言語指定も可能なので、私は英語を選択して英語で手紙を書いたり、受け取ったりしていました。息子が小さいころは私が手紙を書いて、受け取った手紙は私が翻訳して息子に読んでいましたが、少なくとも英語に対するアレルギーはなくなったんじゃないかと思います。

ちなみに日本語を選択するとおそらく通訳を介した日本語のレターでやり取りができると思うので、英語のやりとりは省いて文通したい人は、その選択も可能ですし、スペイン語でも中国語でも興味のある言語選択ができるので、多言語学習も可能だと思います。

(4)まとめ

そんなわけで、私は「フォスタープラン」の毎月定額寄付プランに参加していました。子供の成長を促しつつ、同時に途上国の子供たちの生活や教育環境を改善することができるのであれば、1ヶ月5,000円ほどの支出は安いと思います。飲み代一回分セーブしたと思えば笑。

子供と一緒に寄付活動に参加することは、世界の多様性を理解し、人々を助けることの重要性を知る貴重な機会になります。親自身が寄付をすることで、子供たちはお金の使い方や人助けの価値を学んでくれると思うのです。ここではフォスタープランを例に挙げましたが、他の寄付活動でも同様に有益な体験になるのだと思います。(英語学習という点も踏まえると、フォスタープランは最高でした)

何より「ギブ・ファースト」の精神を実践する親は、子供から見たらかっこいい存在だと思うので、寄付をお勧めしたいのです。

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