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【003】優れた上司の真の価値は、自分がそのレベルまで成長してこそわかる

はじめてマネージャーに抜擢された時は、マネジメント未経験なので誰だって不安です。でも部下だった時期が長いほど、マネジメントされる側を体感しているので、その逆を演じれば5割ぐらいはやっていけるように思います。

意識するだけで、部下時代は生きたマネジメント研修になるので、そういう視点で部下時代を過ごすといい

自分は、新卒の時から上司には恵まれていたので、上司という人はみんな素晴らしい人格者であり、優れたビジネスパーソンなのだと思っていました。

ある時、ダメな上司の下について初めて、かつての上司が素晴らしかったことに気づきました。一つ一つの言動に対して、心のなかでダメ出しをするのが癖になりました。自分が上司だったらこうするだろうな、、、。

そんなダメ上司のおかげで、優れた上司はどこが優れているのかを認識することができました。さらにダメ上司は、部下のやる気を失わせたり、部下の心が離れて行くマネジメントの具体例をたくさん体験させてくれたので、最高の教師でした。

ずっと同じ上司の下にいたら、そのマネジメントのどこが素晴らしいのかを比較対照して言語化することができないので、優れた上司の後に、ダメな上司をコンボで体験できたのは最高でした。

そして、後になって気づいたことですが、本当に優秀な上司の場合、その真価は、その上司とおなじレベルまで成長してからわかったりします。

部下だった自分と、上司の間には能力的に大きな差があるので、自分は上司の言動や思考を理解していると思っていただけで、実は理解できていないから。

優れた上司は、直接マネジメントを受けている時はもちろんですが、その後自分が成長した時にもさらにハイレベルな気づきを与えてくれるので、二度おいしい。後からじわじわきます。

ダメ上司は、能力的にも部下と大差ないことが多いので、言動の背景にある思考が簡単に推測できて、学びに即効性があります。じわじわのおまけはないです。

これもただの独り言です、悪しからず。

写真=わたしもまだまだ未完成。ライトアップされるサグラダファミリアはその建築過程でも人を感動させる。(2019年6月撮影byじぶん)

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