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子育てハック

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シングルマザーのビジネスウーマンが、仕事しながら、ワンオペしながら大切なことは見失わないために工夫してきた育児のよもやま集めました
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記事一覧

【001】ワーキングマザーを卒業して振り返る:これからの女性のキャリア

【001】ワーキングマザーを卒業して振り返る:これからの女性のキャリア

先日、LiBのコーポレートアイデンティティを、女性のキャリア支援の会社から、ワークシフト支援会社へと刷新するリリースを発表しました。

私たちが定義する「ワークシフト」とは、柔軟に働くことができる環境を企業が用意し、個人が柔軟な働き方を選択することによって、パフォーマンスを最大化する=企業成長を加速することです。私たちは、そんな企業と個人のポジティブループを実現したいと思っています。

一方で、7

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【044】月曜日をごきげんにスタートするための親子のルーティンが想像以上によかった話

【044】月曜日をごきげんにスタートするための親子のルーティンが想像以上によかった話

働くお母さんにとって、朝は毎日が戦争です。
自分のことに加えて子供の朝ごはんの準備も必要なのに、子供はなかなか起きない。そして起きたと思っても着替えもせず、用意したご飯も手をつけずにテレビを見てけたけた笑っている…そしてついに“ママ大爆発”です。

そんなゆとりのない毎日の朝と、寝坊ぐせが抜けない息子の生活習慣をなんとかしなくちゃ!と思って始めた試みが「今日は月曜日」習慣です。ネーミングがいまいち

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【002】息子が小さい頃から欠かさず続けていたお給料日のイベントがありまして…

【002】息子が小さい頃から欠かさず続けていたお給料日のイベントがありまして…

わたしたちは母子二人家族なので、二人家族だとしても、記憶に残る思い出をたくさん作りたいな…との思いから、ディズニーランドに連れて行ったり、お正月は(家で二人きりで祝っても華がないので)軽井沢や草津の旅館で過ごしたりと、家族イベントの企画については、工夫をしていた方だと思います。

なかでも、我が家が長い間続けてきたお楽しみイベントは「毎月のお給料日にすこし奮発して美味しいものを食べにいくこと」でし

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【027】手作りのご飯は大事だけれど、一緒に食べる時間にはもっと価値がある

【027】手作りのご飯は大事だけれど、一緒に食べる時間にはもっと価値がある

私が子育てにおいて大切にしていたことです。

「親が作る手作り料理は素晴らしい。けれどそれにこだわって家族で一緒にご飯を食べる時間を削ることになったら本末転倒。だから、私は自分に、時短料理(またの名を手抜き料理)や買ってきたお惣菜で用意することを許していました。

時には仕事で打ちのめされて「ママにはもう1ミリの力も残っていません。ご飯作るのとかムリムリ!」という時もあるので、そういう時にはデニー

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【052】寄付を子供の教育に活かす:小さな寄付の大きな力

【052】寄付を子供の教育に活かす:小さな寄付の大きな力


子育て中の親ならだれしも、子供に良い影響を与えるために、普段の生活でも工夫していることがあると思います。

私は途上国の子供たちを支援するための「フォスタープラン」というNPOに定期的な寄付を行っているのですが、そのことが子育てにプラスになったと感じるので、その体験をシェアします。

「フォスタープラン」は、支援する側の人と、支援を受ける側の「フォスターチャイルド」とが文通しながら、支援活動を行

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【007】親や上司のいうことは、いつの時代にも20年ぐらい古いと決まっている

【007】親や上司のいうことは、いつの時代にも20年ぐらい古いと決まっている

言うまでもないことですが、親や年上の上司がいうことは、彼らの成功体験や価値観に基づいているので、いつの時代にも20年ぐらい古いです。

そして、相応の社会人経験者は、自分の判断や価値観がいつでも正しいと思うのはやめた方がいいよね、という自戒でもあります。

わたしが新卒でベンチャー企業に入社したのは今から30年ぐらい前ですが、当時は、親や親戚、バイト先の大人や習い事の先生含などめて、全大人から猛反

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【050】学級崩壊とモンスターペアレント、”卵が先がニワトリが先か”問題

【050】学級崩壊とモンスターペアレント、”卵が先がニワトリが先か”問題

息子が小学生だった時の話です。

息子が通うクラスが学級崩壊の危機にあるとのことで、臨時保護者会が召集されました。学級担任の先生から聞かされるクラスの状況報告によると、あらかじめ息子から聴いていた通りで、生徒が授業中に勝手に歩き回ったり教室を出て行ってしまうというショッキングなものだったのですが、それと並んでショッキングだったのが、そこに参加していた保護者の言動でした。

ある保護者(女性)は、担

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【024】ショートケーキの苺は最初に食べるか最後に食べるか問題と子育て

【024】ショートケーキの苺は最初に食べるか最後に食べるか問題と子育て

子供にとっては、年に一度の誕生日に食べる大きなデコレーションケーキ(ホールケーキ)は特別なものです。いつか大きくなってお金持ちになったら、あれを丸ごと独り占めして食べよう!というのが子供の頃からの夢でした。

大学生になり、バイト代も入るようになったので、豪華なホールケーキ(あえての誕生日仕様)を買って、切らずにフォークで独り占めする、というプレイをしたことがありました。結果はご想像の通りで、当時

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【022】親孝行は、自分を大切にするためのものでもあった

【022】親孝行は、自分を大切にするためのものでもあった

誰の言葉だったか覚えていないのですが、好きな言葉が、
「子供は3歳までに一生分の親孝行を済ませている」

 子育ては精神的にも肉体的にも苦労が多いし、しんどいことも多いんだけれど、子供のいる生活から得られる喜びや感動は毎日の生活を豊かにしてくれる。だから、子供が3歳になるまでに、親が子供から受け取ってる価値は一生分の親孝行に相当するんだよ、という意味です。

 3歳を過ぎても、将来の夢語りで「将来

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【040】子供扱いはやめる:子は親が思う以上に大人である

【040】子供扱いはやめる:子は親が思う以上に大人である

子供の頃の記憶は、何歳ぐらいから覚えているものなんだろう。

あれは…正確に何歳だったのか覚えていないのですが幼児期に、母親が知人の女性から受けていた身の上相談の会話をいまだに覚えています。“どうせ子供にはわからないから”という感じで話されていた赤裸々な大人のちょいと下世話な会話を。

「(内心で)その話全部理解できているんだけど」と思いながら、理解できないふりをしておもちゃで遊んでいた、その当時

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【021】転んだら、「痛くないよ、がんばれ」とはげますか「痛かったね」と手を差し出すか

【021】転んだら、「痛くないよ、がんばれ」とはげますか「痛かったね」と手を差し出すか

先日、道端でかわいい姉弟らしい二人組に遭遇しました。お姉ちゃんが5歳ぐらいで、弟が4歳ぐらいかな。

弟がゆるい坂道を駆け降りてきて、転んでしまいました(!)

「大丈夫?」と声をかけようかなと立ち止まったところに、お姉ちゃんが駆けてきました。

泣き顔でお姉ちゃんを見上げる弟に、お姉ちゃんは毅然として言いました。

「痛くないよ。がんばってひとりで立ってごらん。がんばれ!」

弟はまたびえーんと

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【032】人生100年時代、女性にとってキャリアの前倒しよりも大事なこと

【032】人生100年時代、女性にとってキャリアの前倒しよりも大事なこと

以前、「ワーキングマザーを卒業したので、女性のキャリアについて書いてみた」という記事で自分の体験を元にしたnoteを書いたのですが、これはその続編にあたるものです。女性のキャリアに考慮すべきことはいろいろあるけれど、結局何が一番大事なの?という問いに対する私なりの解を書いてみました。

最近は男性も育児などの家事をすることが増えてきましたが、生物学的な違いから女性は妊娠や出産、授乳などの役割を男性

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【037】地方育ちの方言ネイティブには英語学習の適性があるって?

【037】地方育ちの方言ネイティブには英語学習の適性があるって?

マスメディアが普及した現代における方言ネイティブな人には、英語学習の適性があるという話です。

私は大学入学のために上京するまでは青森で過ごしていた津軽弁ネイティブです。地方住まいの人にはわかると思うのですが、津軽弁だからといって標準語に全く触れないわけではありません。まず、メディアが発達した現代においてはテレビやラジオを通して標準語を普段から浴びています。

なので日常的に自分たちが使う言語も方

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【004】授業中に手を挙げなかったら、先生に吊し上られた思い出

【004】授業中に手を挙げなかったら、先生に吊し上られた思い出

中二の数学の授業の話です。

「この問題、わかった人手を挙げて」と言われても、誰も手を挙げないという、よくあるシーンだったのですが。

突然、先生から名指しで怒鳴られました。
「答えがわかっているくせに、なぜ手を挙げない!」

なんの地雷を踏んだのかわからないまま、先生の怒りの声を聞いていると、成績がトップである私が手を挙げなければ、「彼女でさえわからない問題ならば自分にもわかるはずがない」と、他

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