好きだけど苦手。ポンコツな私
バイトは好き。もっと色んな仕事をできるようになって、先輩方を助けたいし、もっと自分を成長させたいし、お客様にも気持ちよく過ごしてもらいたい。
でも、臨機応変に対応するのは苦手。いろんなことを同時に進めるマルチタスクも苦手。
提供の早さが勝負のファストフード店でバイトする私にとって、これは致命傷になる欠陥だ。
noteを書くのは好き。でも文章を書くのは苦手。
というより、分かりやすい文章を書こうと思ったら人より何十倍も何百倍も必要になる。
その作業がめんどくさくて、今もこうしてなんとなく書き連ねている。
人と関わるのは好き。人の話を聞くのは好き。
でも自分の話をしたり、自分から話しかけるのは苦手。
自分の話を始めると周りが見えなくなって、相手の話を聞けなくなり、嫌に思われていないか怖くなるから。
そして、話しかけてもし、冷たい態度をとられたらどうしようと思うと傷つくのが怖いから。
要するに私はポンコツだ。
中でも1番の欠陥は、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなること。会話でも、仕事でも、なんでもそうだ。
こんなんで社会に出てやっていけるのかと不安になる。
短所を無理に長所に変える必要は無いと、よく人は言う。
短所を克服するよりも、長所を伸ばす方が大切だと。
長所よりも短所の方が圧倒的に多いから、短所を克服しよう思うとやらなければならないことが次から次へと積まれていって、途方に暮れる。
私の人生は、短所を克服することだけで終わってしまうのではないかという気持ちになってしまう。
短所は短所のまま受け入れて、長所を伸ばしていけばいい。
自分の性格だと短所を受け入れることは簡単だけど、それを社会や職場が認めてくれるとは限らない。私のような、マルチタスクが苦手で臨機応変に対応できないという致命傷は、もうしょうがないんですと言って受け入れてもらえるほど簡単なものではない気がする。
受け入れればいいとはいえど、少なからず向き合わなければいけない短所はあるのだろう。
きっと、それが現実だ。
だけど、短所を克服するために一生を捧げる必要はないのだと思う。
たしかに向き合わなければならないのだろうけれど、それがすべてじゃないし、向き合っていく中で自分も周りも受け入れることのできる答えが見つかる可能性だってある。
大切なのは、向き合うことそのものだと思う。
未来のことは誰にも分からないし、想像したとおりに人生が進む訳でもない。
私だって、家族だって、友達だって、子供の頃思い描いた人生とは違った道を歩いているはずだ。全く同じなんてことは、きっとないと思う。
想像するものとはまったく違うかもしれないけれど、それが悪いとは言いきれない。
きっと未来は、悪いことだけじゃない。
無理に受け入れる必要は無い。短所は短所のままでもいい。でも長所にしたっていい。
直さず他の方法を見つけたいと思うのも、頑張って克服してもっといろんなことができるようになりたいと思うのも、その人の自由だ。
長所にするも短所にするもその人次第。
私たち一人一人が自由に決めていいんだ。
実現することは難しいことだったとしても、「克服したい」と願うのは自由だ。そう思って、頑張ったっていいんだ。
私が私を好きになるために、受け入れることのできる答えを、見つければいいんだと思う。
文章を書くのが苦手でも伝えたい思いが伝わるように。
臨機応変が苦手でも、マルチタスクができなくても、バイトで迷惑をかけないように。
話しかけたり、自分の話をするのが苦手でも、いい関係を築けるように。
noteでもそれ以外の部分でも。
私は今、がむしゃらに模索している。
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