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2020年 ベストソング

前回の記事(以下)につづき、2020年の年間ベストをつらつらと綴る投稿です。

今回は、わたしの2020年を彩った音楽を曲単位で紹介します。MVも素敵なものばかりなので是非あわせてどうぞ。

JUBEE - Joyride feat. SARA-J

ラッパーJUBEEによる、シンガーのSARA-Jを客演に迎えた2ステップ調のトラックが爽快なナンバー。00年代風の懐かしい感じもあり、近未来感もあり、あれ、なんだか風も感じる・・!このMVのように夜のドライブにぴったりな1曲だなと思います。

(sic)boy,KM - Heaven's Drive feat.vividboooy

今年死ぬほど聴いた曲。コロナに狂わされた2020年はこの歌詞のように "かみさまの気まぐれ" であったのでしょうか。やるせなさとエモーショナルな曲調のラップが心を掴みます。後から気づきましたが、タイトルの"Heaven's Drive"は、(sic) boyが敬愛するL'Arc〜en〜Cielの同名の楽曲からきているようです。(sic) boyについては以下の記事でも書いたのでこちらも読んでいただけると嬉しいです。

米津玄師 - PLACEBO + 野田洋次郎

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今年8月にリリースするやいなや数々の記録を塗り替えている米津玄師のアルバムから、RADWINPSの野田洋次郎を迎えた曲。恋に落ちていくときの感情の高ぶりを描いた楽曲で、リリカルな歌詞もさることながら、二人の掛け合いが癖になります。軽やかでキャッチー。"だんだん恋になってく〜♪"の部分がもう踊りだしたくなるような気分にさせます。

Sound’s Deli - Sound’s Deli

5人組のヒップホップクルー、Sound's Deli。クルー名と同名の楽曲でアンセム感がある、Sound's Deliらしい1曲。ダイナーで食事をする様子のMVも微笑ましく、5人の仲の良さが伺えます。トラップでもブーンバップでもないヒップホップという感じで、Fla$hBackSとか好きな人は好きじゃないかなと思います。ちなみに、このお洒落なダイナーは柏のTHE BIG WINNERというお店のようです。お洒落・・。

BTS - Dynamite

これもまた死ぬほど聴きました。まさに今年を代表するような曲でしょう。"Shining through the city with a little funk and soul" = ファンクとソウルで街を輝かせるだなんて、まあ、素敵ではありませんか。TikTokを始めSNSでもバイラルヒットとなり、全米チャートでも首位にも輝いたこの曲。ディスコファンク調のアイドル曲もっと出てきてほしいです。

Ryohu - The Moment

KANDYTOWNに所属しつつも多くのバンドやアーティストとコラボレーションを重ねてきたラッパーのRyohuが今年メジャーデビュー。『DEBUT』と名付けられたアルバムのリード曲なのがこの「The Moment」です。軽快なゴスペル調の楽曲はなんと冨田恵一氏(冨田ラボ)、MVはクリエイティブレーベルのPERIMETRONと、ちょっとびっくりな布陣の1曲。

TAMTAM - Worksong! Feat.鎮座DOPENESS

TAMTAMが鎮座DOPENESSを迎えた爽やかな1曲。リモートワーク三昧で、家はまあ落ち着くのだがどうもやる気がでない・・というときにこの曲を聴いてなんとか仕事に取り掛かっていました。午前に聴きたい曲。誰もいない都内を歩いていくMVがとても印象的です。何年後にみても、きっとコロナでおかしくなってしまった2020年を思い出すんだろうなという気がします。ポジティブさと憂いを兼ねた1曲です。

Juice WRLD - Wishing Well

昨年急逝してしまったJuice WRLDの3rdアルバムであり遺作となった『Legends Never Die』収録曲。Wishing wellとは、コインを投げ込むと願いが叶うと言われる井戸のこと。Juiceの死因はドラッグの過剰摂取によるものとされていますが、歌詞が本当に重く、分かっていたのに何故・・と哀しくなりつつも聴いてしまう曲です。是非和訳も読んでみてください。

特に、"This is the part where I tell you I'm fine, but I'm lying / I just don't want you to worry" 元気だというところだろうが、嘘をついている / 心配をかけたくないんだ、"If it wasn't for the pills, I wouldn't be here / But if I keep taking these pills, I won't be here, yeah" クスリがなかったらここにはいなかった / だけどこのままクスリを飲み続けたらここにはいないだだろう、などと至るところから苦痛な叫びが聞こえてきます。

SPARTA - Fresh

東京を拠点に活動するラッパー、ビデオグラファーのSPARTA。今作「Fresh」は、日々生活の中で感じる葛藤であったり、どこか客観的に自分をみたりと現実的な視点が描かれています。"あんまねぇ俺にはTimeが" と焦りを感じたりもしますが、憂鬱な気持ちもかき消すくらいの爽快なトラックが気持ち良い楽曲。2021年も"Better day 毎日なったらいいね"と思いながら聴くわけであります。

あとがき

一つ前のアルバム編と合わせてのあとがきです。

記事をまとめていて気づいたのですが、社会に対する不安や暗い気持ちを歌いつつも、明るいトラックの楽曲に惹かれた年であったかなとおもいます。今年はコロナやBLMなど辛いことが多くあり、依然問題は山積しておりますが、少しでも前向きな気持ちで新しい年を迎えたいと思います。来年も多くの素敵な音楽に出会えますよう期待を込めて。

Spotifyプレイリスト

前回の記事の各アルバムから1曲と、今回紹介したもの、あと悩ましかったのですが今回入れなかったノミネート的なものをまとめました。


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