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プロはみんな具現化系能力者

noteで文章を書くようになって2か月ちょっと経った。
毎週日曜夜のこの時間が、だんだん楽しみになってきている。
「今週は何を書こうか」
なんて、日常からネタを探してみるようになり、日々の生活に少しだけ素敵な色がついた。

楽しみながら続けられるのが一番。


先日HUNTER×HUNTERの連載が再開され、単行本の最新刊が発売されるにあたり、1巻から読み返してみた。

もう何度読んだかわからない。
でもいつ見ても楽しい。
それがハンターハンター。
私の大好きな漫画の一つである。


色々好きなシーンはたくさんあるが、今回は読み返していて「むむっ!?」と思った事を書いてみる。




私は今、Youtubeに動画を投稿しようとしている。
趣味レベルのもので、VOICEVOXを用いたゲーム実況動画だ。

ゲームを収録し、声を当てて、それを編集する。

何もかも初挑戦の為、ぜんぜんやり方がわからない。
ネットで調べつつ、ヒィヒィ言いながら進めている。


当たり前だが、色々上手く行かない。
そうなってくるとあまり楽しくない。

なぜ楽しくないか、それは
自分の思った通りに動いてくれないからである。

もちろん、ソフトが悪いのではない。
私のスキル不足なのだ。


ここのカットにアイキャッチを入れてカッコよく場面転換したい。とか、ここはもっと楽し気な抑揚で声を調整したい。とか、最終的な動画のイメージだけはある。

が、これを具現化できるスキルが今の私にはない。


そんな時、ハンターハンターのクラピカのシーンを見てなんとなく悟った事があった。




ハンターハンターには「念能力」というものが出てくる。
6つの系統に分かれていて、それぞれに得意なスタイルがある。

強化系・変化形・放出系・操作系・具現化系・特質系

強化系なら自分の肉体を強化して攻撃できるし、操作系なら自分や他人を操ったりできる。

自分がどの系統を得意とするかは、本人の性格だったり、生まれ育った環境だったりによって変わってくるそうだ。



クラピカは「鎖」の具現化系能力者で、具現化系はオーラを具現化して実際にある物体を作り出すことができる。

件のシーンとは、クラピカが鎖をどうやって具現化させたか、という修行時代の話についてだった。


★鎖を具現化しようと決めてからはひたすらイメージ修行
・実際の鎖を一日中いじる
・目をつぶって感触を確かめたり
・何百、何千と鎖を写生したり
・音をたてたり
・なめたり、臭いをかいだり
※鎖で遊ぶ以外何もするなと師匠に言われる

◆しばらくしたら毎晩鎖の夢をみるようになる
◆そうすると今度は幻覚で鎖が見えてくる
◆さらに日が経つと幻覚の鎖がリアルに
◆重さ冷たさ擦れ合う音も聞こえてくる

●いつのまにか自然と具現化した鎖が出るようになった


残念ながら私は念が使えない。
しかし、★の箇所にちょっとした気づきを得た。


物事を具現化するなら、それを実現する為のツールを使いこなす努力をする必要がある。


例えばサッカー選手は、自分のイメージ通りにプレーできるよう、ボールの感触や重さをしっかり把握しているだろうし、左右の足の動かし方もしっかり覚えているだろう。

ツールを使いこなせれば、イメージ通りに具現化できる。
ツールは物の場合もあれば、自分の肉体の場合もある。


イメージ通り具現化できないのであれば、ツールの種類が間違っているか、修行が足りないかのどちらかだろう。



クラピカがした★の修行のように、それに対して一日中時間を捧げられるような情熱が持てるかどうか…!

好きでできれば最高だが、そうでなくても明確な意思を持って取り組むことができれば上達は早いだろう。

きっと物事のプロはみんな、自分のイメージを具現化するために、クラピカのような努力をしているのかもしれないな。
やはりプロはすごい。
という妄想をした。


私の場合趣味であるが、楽しく続けていくためにはある程度イメージ通り具現化できるような修行をしなければと思った。

ひとまずは、動画編集ソフトをいじる時間を増やす。
ずんだもんの声をいじる時間を増やす

からはじめてみようと思う。

「今日も一日お疲れ様」とか
「明日はきっといい日になる」とか
「いつも頑張ってて偉いね」とかを
ずんだ&つむぎに言ってもらう動画を作って修行したい。

あくまで修行の為であり、私的な目的ではない。
悲しくなんかない。






という事で、ハンターハンター連載再開おめでとうございます!

37巻めちゃくちゃ面白かったです!
次巻が楽しみすぎる!

今回は、クラピカの鎖修行のシーンについて、なんとなく現実に当てはめて考えてみました。

書いてて思ったんですが、現実だと”具現化”というより”操作”に近いような感じがしました。ツールを思い通りに操作したり、自分の体をイメージ通りに操作したり。

いずれにせよ、「商売道具」となるものを知って、手入れして、使いこなしてこそ、それなりのものを具現化できるのかなぁと思いました。

もちろん、こだわり過ぎて行動しなくなるのはダメですね!
かといって中身がないのも意味がないのでバランスが大事ですね、難しい…



ひとまず、「商売道具」で「遊ぶ」ことから初めてみようと思います!

年末ですが、来週もまた頑張っていきましょう!

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