解けた糸と結べなかった糸と。
なんていうタグを目にして面白そうなので考えてみる。よく聴いている曲の羅列もいいが曲数が収まるはずもないので趣向を変えてみよう。
どこにでもいそうな男の、どこにでもありそうな話に3曲を添えて。
ONE OK ROCK 『Wherever you are』
ワンオクロック?なんだそりゃ時計の種類か?などと軽口を叩いて誤魔化そうとしたけれど「どうしても歌ってほしいから覚えてよ」なんて言われたら引き下がれなかった。
「I always make you smile.」いざ歌った日に見た涙は本物だったはずだけれど、出会うのが遅すぎたと言えばそれまで。
ONE OK ROCKに関しては今もこの曲以外を知らないし、知ることもないだろう。二度と縮まることのない距離感だからこそ、思い出って感じがする。
RADWIMPS 『バイ・マイ・サイ』
一番の歌詞だけで一生が過ぎていくと信じていたけれど、俺もあの人も変わっていくことから目を逸らした。二番はきっとその酬い。あの人はもう戻らないし、俺も戻らない。
紙切れ一枚じゃ繋ぎ留められない愛がこの世に溢れすぎてて、色んなものの所為にして、手を離す痛みすら見ないふり。全く以て子供だったと思う。
パラレルワールドの俺が存在するなら、一人くらいあの人を幸せにしてあげられていたらいいのだけれど。
さて、二曲。思った何十倍も熱く語れない。過去の話だし、そりゃそうか。まぁ私の昔話には同調も同情もいらないから、最後の曲で拗らせたメンタルの話をしよう。
Go!Go!7188 『こいのうた』
片想いするほど素敵な人には、往々にしていい人がいる。なんていうか、そんなもん。本当に、そんなもん。
一番のメロが破壊力強すぎてもう。自分だけ”この人だ!”なんて思っても簡単にどうこうなるものでもなく、慎重になればなるほど機を逸し、気付いたら貝になって、忘れることも簡単に出来なくなっている。そんな爆裂片想い悪循環を何度繰り返したことか。どうして成長しないのか。
いつか、もしかしたら、なんてのは漫画や小説の話!あ、別に恨み言じゃないですよ、えぇ。
改めて読むと二番もダメだった。片想い勢を的確に殺しにきている。
ダメなの解っているから口を閉ざしてんだけどね、口が閉じてるせいで心が働いちゃうんだよね。叶った恋の何倍も何倍も叶わない恋があるんだよ。世界は難儀だね。
今でも色々思い出しては心にきちゃう。全部ちゃんと終わらせてなくて、無かったことにしたせいだ。
片想いしてるあなた、良かったら一人カラオケなんかで歌ってみてください。泣けます。
みんなー!傷舐め合って生きていこうなー!
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