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読書記録

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読書記録。自分のアウトプット用。
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記事一覧

2020年の読書記録

2020年の読書記録。自分用まとめ。 1月15日読了。『あなたも作家になろう』ジュリア・キャメ…

ゆしま
3年前
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現代と何一つ変わらない古代ローマの人間劇場

9月1日、I・モンタネッリ著『ローマの歴史』中公文庫、読了。 -----------------------------…

ゆしま
4年前
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ゴッホの手紙と読書の意味

8月22日『ゴッホの手紙』岩波文庫、読了。 -----------------------------------------------…

ゆしま
4年前
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本の中にあると思うのだ。水が。答えが。

7月29日、村上春樹著『ねじまき鳥クロニクル』新潮文庫、読了。 終わり方、世界の終わりとハ…

ゆしま
4年前
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そこにないものを隠すのが一番難しい。――エリック・ホッファー

7月4日、トマス・J・レナード、バイロン・ローソン共著『selfish』読了。 おもしろかった。私…

ゆしま
4年前
1

先生にハエと呼ばれる未来しか今は見えませんが、私は今後も読んで書いていこうと思い…

6月21日、ショーペンハウアー著『読書について』光文社古典新訳文庫、読了。 ☆☆☆☆☆☆☆…

ゆしま
4年前
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「わたしを利用してくれてありがとう」--何にも繋がっていない人生なんて、想像もしたくない。

6月11日、カート・ヴォネガット・ジュニア著『タイタンの妖女』ハヤカワ文庫、読了。 「比喩の森の中のけもの道をかき分けかき分け歩いているような読み心地。」 と、タイタンの妖女を読み始めたすぐの頃私はTwitterに投稿していた。 この小説は荒唐無稽な事柄で埋め尽くされているが、どれもこれも、大切なことについて語られている。物事の本質が語られている。これから読む方は、どうかそこが地球でも、火星でも、水星でも、タイタンでもまたはどこでも構わないから、場所にはこだわらないでほ

自分は相手を信用したいのか、否か。自分が決めることなのだ。

6月1日、ロバート・A・ハイライン著『夏への扉』ハヤカワ文庫、読了。 百年の孤独の次とあっ…

ゆしま
4年前
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孤独でいいんだ。というよりもむしろ、孤独でしかありえない。それが人間の姿だったの…

2020年5月6日、『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア・マルケス著、新潮社 読了。 折しも関東…

ゆしま
4年前
4

言葉の意味が、背筋をひたひた、と這いのぼってきたように感じた。

3月19日、江國香織著『真昼なのに昏い部屋』講談社文庫、読了。 自分の言葉がきちんと届く…

ゆしま
4年前
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「あんた馬鹿ね。本当に間抜けよ」 と一蹴されることがわかりきっているからだ。

3月16日、ポール・モラン著『シャネル 人生を語る』中公文庫、読了。 「人生がわかるのは、…

ゆしま
4年前
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幸福というものは平静と享楽だ。

3月11日、堂目卓生著『アダム・スミス』中公新書、読了。 憂うつな日々を送っている。 コロ…

ゆしま
4年前
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神はそれでも、海のようにただ、そこに在るだけなのだ

2月28日、『沈黙』遠藤周作著、新潮文庫、読了。 この小説を読むのに、3年かかった。読み始め…

ゆしま
4年前
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1000000%無理だけど、この本を読んで慶応義塾大学に入学したくなった。

2月22日、『現代語訳 福翁自伝』福澤諭吉著、齋藤孝編訳、ちくま新書、読了。 めちゃくちゃ面白いエッセイだった。 齋藤先生は日本で出版された書物の中で最も面白いエッセイだと言っているほど。 私の大好きなエッセイストはさくらももこ、江國香織、森茉莉だが、そこに福沢諭吉が追加された。 全然堅苦しくないのだ。本人の性格そのままに、カラリとした文体で、リズム感も抜群、すらすらと読めてすくっと笑える。 一万円札の肖像を二期連続で務めた、私などからすれば雲の上ほどの存在の人なの