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すぐ忘れる私が、読んだ本の内容をモノにする為にできること。

読んだ本の内容を忘れる、というのは良く聞くけど、私の場合、読み終わると
なんだか大きな塊のような感情は残っているが、いつもそれを言葉にはできない。

誰かにその感動を伝えようと思っても、「………とにかく感動するから読んで!」

そんな感想で読んでみよう!!と思うはずがない。
いつも悔しい思いをしていたし、虚しかった。

あんなに感動したのに。一体何日かかって読んだ?
断片的に映像のようなものが浮かぶだけ、印象に残ったセリフが2、3浮かぶだけ。。。
なんて馬鹿なんだ…我ながら唖然とするし、悲しいし、その頭の悪さに怒りすら覚えてくる。

読んだ本の内容を、誰かに説明するのは無理でも、せめて覚えていたい。
宝物のように、時には引っ張り出して眺めては、あの一度味わった感動をもう一度よびおこしたい。

それで読書術、記憶術などを調べまくった。

どうやら覚えていないのは「自分のものになっていないから」。

・自分の解釈やフィルターを通ったもの、さらにはアウトプットしたものが記憶として定着しやすい

・さらに繰り返し思い出す(見直す)ことで、その記憶が長期的な記憶へと定着する。

なるほど。
自分のことを振り返ってみると、読んでいる時に「結末」「結果」を知りたいあまり、先急ぐような上っ面な読み方をしていた。例えるならば、テレビの二時間ドラマを見ているような感覚(伝われ)。

そういう読み方は自分のフィルター通る前にどんどん過ぎ去っていき、結局自分の解釈を一切通ることなく定着せず進んでいく。
なるほどね。。。。

あと、自分のダメな読み方としてもう一つ心当たりがあるのが、
入り込んで読んでいない、ということかな。

自分がそこにいない、やっぱりTV画面を見ているような読み方(見方)。

私は幼い頃にTVを見過ぎたんだと思う。で、何も考えなくなった。
考える前にどんどん流れていき、さらには適当なオチをつけて勝手に終わらせてくれるTVは意識して見ないと本当に何も考えなくなるので注意が必要。もっともnote読んでる人にはTV見ている人少ないとは思うが。

私が変わり始めたのは、狭い部屋に引っ越してから。

それによって、沢山のモノを持てなくなってテレビも設置する適当な場所がなかった。
しばらくアンテナに繋がず転がしといて見ないで過ごしていたら、別になくても平気になった。
(その頃、ネットフリックスなどが少しずつシェアを拡大…)

TVの話はさておき、読んだ本を覚えておくためにできることに話を戻すと、
本にライン、マーカーを引くのも私にはなんの効果もなかった。
この行為は、あとで見返す、という自分との約束ができる人には有効だと思う。
ポストイットとかね。

見返した時に、覚えておきたいところにパッと目がいくのはとても時間短縮になるし効率的に思い出せる。

でも、その補償ができない人にとってはその行為は自己満足でしかない。
ラインを引いた自分に満足してしまい、勉強した気になり何か満たされる気だけはするが、記憶するには至らない。
もしラインマーカーを忘れ、これを覚えなければ!と集中して読んだ方が多分記憶には残るんじゃないかなと思う。
とにかく線を引くことはあとで読み返す為の行為で、覚える為じゃないんだな。
そこんとこ理解するのにもだいぶ時間かかったよ。。。

次にやって見たのは、お気に入りのノートとペンで、ノートに読書メモを書く、ということ。

これは結構楽しかったし、結構長く続いた。ポイントは好きなノートとペンで、というところ。
これが結構自分のこだわり癖とマッチして笑、モチベアップに繋がり、本当に楽しい。(記憶に残るかどうかはさておき)
いろんな紙を試し、またペン先の滑りとの相性、ペンも長く持っていても疲れない太さ重さ、ペン先の太さ、など、拘りまくって、今はジェットストリームの多色ボールペンに落ち着いた。ノートは高いからいいってものでもなく..これについては別に書いてみたい。本当に保存版にしたい時は少し太いペン先で、あとで読み返した時ガツンと目に飛び込んでくる濃さのある太さがおすすめ。0.7mmくらいのね。

さて、肝心のこれが記憶の定着になるか?というと……
これが残念ながらNOだった。

いや正確にはこれだけでは「足りない」という感じ。

次。
スマホのメモに書く。


これも悪くないけど、記憶には至らない、という感じ。


読書メモをnoteの下書きに書くのは、アウトプット前提なので+αでよきと思います!


そうそう、アウトプットが大事と良く言われますね。そうなんです、そうなんですけど、それでもまだ私には足りなかったんです。

では、一体どうすれば読んだ本を記憶できるのか?

結論からいうと、私は発達障害だからなのか、元々そういうことが苦手な人なのか、どれも記憶、という意味では似たり寄ったりの結果しか得られませんでした。
でも、手元に残ったメモたちを、うまく「整理」することで、とても気持ちよくいることができるようになったのです。

整理とはつまり、「あとで何度も繰り返し見返すことができるように読書メモを整理する」ことです。

※ここでいうメモとは、紙に限らず、自分の書いたメモ(スマホや、noteの下書きも含む)のことです。

メモをとる時も特に大事なのは、「私は忘れる」という前提で書くということ。後で自分が見返した時に「ピン」とくる記憶のフックを書き添えたり(この部分読んでる時、誰だれちゃんのこと思い出したよな、あの本にも書かれていたことと同じだな、とか一言メモを赤字で書いておく)

そして、それを読み返したい時にすぐ取り出せないと意味がありません。
私はノートではなくルーズリーフを使い、本ごとにメモにラベリングシールを貼り、バインダーに収納し、すぐに取り出せるようにしました。

最近はnoteの下書きに、一章ごとにタイトルと共に(すぐ探せる&見返せる!)メモをとりながら、自分の考えやエピソードを交えながら書くようにしてます。
公開する、しない、は別にして、「書いたメモを後で探しやすくする」という方法として使うのがポイントです。ソートっていうの?そういうのができるブログとか、ガジェットならなんでもOK。

『忘れるのは仕方ない。ならば忘れる前提で、なるべく自分の思考で書いたものを繰り返し見れるようにする。』

これです。整理をした上で、「読んだ内容を何回思いすか?」なのです。

この「繰り返し見る」行為により、メモした事が少しずつポイント貯まるみたいに記憶の泉にストックされ、ある時、誰かと話しているときに溢れ出して会話と繋げることができたりするのです。

これは冒頭に既に先人たちがおっしゃっていた方法の中に実は入っているのですが、
「繰り返し見る」という部分がふわっとしてて、どうすればいいのかわからなかったんですよね。
整理ができる人前提の情報というか。


さらに、メモを書くときのちょっとしたコツなんですが、
いつもすぐ忘れちゃう自分の為に、それを踏まえた上で書くとなおいいです。
未来の自分、その本の内容を思い出したくなってメモを開く時の自分に向かって「手紙」を書くような感じです。

その手紙を読み返すと、本を読んでメモをとった頃の自分より、少し成長してて、もっと色んなことが見えてくる事も多いです。
ちょうど、ジブリ作品を見返して「おお!」となる感覚と似ている?!

そして、それが自分のものになってきたな、と思ったら、紹介文をnoteに書いてみる(やっと(涙))これで、自分以外が読んでも意味のわかる紹介文をやっと書けるようになる、、、、はず!



ちなみにこのような考えが全ての整理術に繋がっています。

脳の中、部屋の片付けとか、全部これ。

取り出しやすく、しまう。

収納のために綺麗に見せるために「しまう」んじゃなく、「使うために、いかにしまうか」です。

この順番に気づいただけで、生活がだいぶ楽になりました。

これについてもまた書いて見たいと思います。


最後までお読みくださり、ありがとうございました!(*´∀`*)


追記:
写真は私物の読書ログ用グッズ。あまり外で書くことはなくなったけど、お気に入りとお出かけしてカフェで書くのとか、好きでした!ミナペルホネンの姉ポーチは、使いやすくリメイクして、中にはスマホ充電器とか、お守りとか、藤井風さんの「ほっと一息どうですか?」付箋笑も。

この黒いファイルはMnemosyneのメモパッド。
A4のファイルポケット×5で、多読の時は、本ごとに書いた読書メモをファイルしておいて、読み終わったらいちど最初から読み直して、「あー、結局こう言うことがいいたかったのね?」って感想を冒頭に書いて、ルーズリーフ用のバインダーにラベルを貼って収納。次読む時すぐピンとくる様に!

そのバインダーは、私の脳の外部ストレージといっても過言ではありません。
徐々にnoteに転記して書くことで、記憶に定着させていくのが目標です!


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