子役の経験から学ぶ、こころを疲れさせない方法とは
現代社会では、こころの健康に対する関心が高まっています。特に、こころの疲れやストレスを軽減する方法については、多くの人が興味を持っています。
特にこの時期は、環境が変わって「こころが疲れやすい」時期でもあります。ちょっとした心がけで、未然に不調を防いだり、不調を感じても「そこから脱け出す方法」を知っていたら、軽い不調で済むかもしれません。
そこで、ドラマ好きな私が、過酷な役を演じる子役に思っていた事と実際の体験談をもとに、「過酷な役柄を演じきった子役に起きた こころの不調」から、メンタルを保つヒントを読み解いてみます。
私が大好きなドラマでも子役が大活躍『リエゾン』より
お母さんを亡くし、お父さんはうつ病。
学校に行きたいけど、お父さんをひとりにはできない。。。と、ひとり思い悩む小学生が登場します。
「大丈夫、あなたはひとりじゃないよ」
テレビ画面に向かって、思わず声をかけそうになったことが思い出されます。見ている側も引き込まれる演技は、まさに迫真の演技でした。
天才と言われた子役に起きた異変
先の『リエゾン』の子役さんとは、別な方になります。
ネットでふと見た記事。
虐待される役を演じきった後に、こころに不調をきたしたそうです。
「そっか、やっぱり。。。あるんだな。。。」
そして、
没頭する(入り込む)ことが、子どもの柔らかい脳や心に、キヅツキとして刻まれたのではないかと考えました。
入り込むと感じにくくなる「私」と「私以外」の感覚
自分と違う役を演じる子役の仕事には、ある意味「入り込む」ことが必要なのかもしれません。
でも、そういう時ほど「私は何者なのか?」という感覚が、マヒしてしまわないように、こころの境界線を意識してほしいと思います。
特に、お子さんの周りにいる大人の方に、知っておいてほしいと強く願っています。なぜなら、子ども達は目の前のことに一生懸命だから^^
一歩引いて観ることができる大人の方が、客観的に気づいてあげられるはずですよね。
こころの境界線については、以下の記事をご覧ください。
「心配」「気になる」「良かれと思って」も、気持ちが入り込みすぎると、境界線を越えてしまうので要注意です。
子どもに関わる大人の方を対象にした小さなお話会を開きます
「こころの境界線」に興味を持っていただいていたら、ぜひ、お読みくださいませ。
トラウマ体験を乗り越えた実話『映画 英国王のスピーチ』より
国や時代が違っても、トラウマを抱える=こころの不調を抱えるしくみは同じだと言えます。
そして、何よりも、私達には、その記憶を塗り替えて、前に進む力があるんだと確認できて、勇気づけられました。
その力を支えてくれるのは、
保護的体験(PACE)があれば、こころの不調を乗り越えられる
ちなみに『英国王のスピーチ』でも、妻や言語聴覚士があきらめずに根気強く支える姿が描かれていました。
まとめ
私と私以外の区別がつかないほどに、気持ちが入り込んでしまうことで、こころは疲れたり、不調になったりする。
不調に気づいたら、「こころの境界線」を点検してみることで、不調を脱け出すキッカケがつかめる。
自分のことをあきらめずに支えてくれる存在があると、こころの不調を脱け出すことができる。※補足:家族以外の存在でOK!
お話会について、詳しくはこちらのページで、ご確認ください。
この記事が、新年度の「こころの疲れ」を軽くするヒントになれたら、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日この後も、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ♪
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