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5月5日、子どもの日天に登り、翌日、地面に落ちる。極端なファイターズ。広報さん、しっかりしてくださいと嘆いた日。

5/5現在の対戦表

4月15日のエントリーに「イーグルスの方が状態は悪そう」と書いてある。5月5日に最下位交代。
ファイターズは、4月の終わり頃から調子を上げ、2カード連続で勝ち越し負け越しは、最大9から5まで減ってきた。

勝数12、ホークスは13だから1個しか違わねーじゃん!?
違います。ホークスは勝ち越している。ファイターズは、まずこの負け越しをなくして勝率5割にしなければならないのだ。

開幕前、ファイターズは、チームのコンデション作りに失敗した。
キャンプ初日から紅白戦などという新庄監督による無謀なプランを誰も止められず、実践過剰のチーム内競争に明け暮れて、オープン戦が終わったころには、ベンチで映る選手の顔は、どれも疲れきっていた。4月の終わりになって、やっと持ち直してきたところか。

 と、思った5月6日の土曜日、前日の快勝から一転、0対5で敗戦。エース上沢が被安打5で4点取られた。ホームランが3本…。
打つ方は決定打がなくて0点。スタメンDHだった五十幡が走塁中に負傷、代打の古川裕大も二塁打で出て、塁上でアウトカウントを間違えて、松本剛が打ったのに点が入らなかった(らしい。仕事で試合は見てなかったので)その後、即交代!で、
新庄さんも「アウトカウントを間違えた。あんなミスをしてたら勝てない」というコメントを球団を通じて出したーと記事になり、あたしの大嫌いな「懲罰交代」という見出しが飛び交っていたわけだが。
古川くんも怪我して、病院に行ったという後記事が出た。

整理すると。
五十幡は、疲れているからDHで出すー前日の新庄さんのコメント。
実際にDHで出場し、1打席目で2塁打を放ち3塁に進んで足を故障。退場。
1点を先行された3回裏、代打古川、同じく二塁打で、この時足を負傷していたのか、ボーンヘッドで迷って走ったときにしたのか、わからないが次打席で代打水野を出される。

どちらにせよ、交代は避けられなかったのでしょう。でも負傷交代と「懲罰交代」では、印象はまるで異なってしまう。
問題は、やっぱり報道に対するファイターズの広報にある。
新庄さんは基本、自分の思ったことを思ったように言うだけだから。
広報がコントロールしなければならないのに。
ましてや「球団を通じてコメントした」ってのにさ。

ファンは表に出たものしかわからない。
ネットの記事や見出しは、勝手にどんどん拡散される。
古川裕大のボーンヘッドは事実にしても、「懲罰されて当たり前だ!」と補強するのは「新庄監督のコメント」だ。
(リンクしたデイリーの記事は、当初、最後の故障の部分はなかった。付け足したんだな。ネット記事の功罪。)

あたしは逆に「新庄さんのそういうところが大嫌いだよ!」って思ったしさ。凡ミスして即交代、「ベンチの士気が下がるミスはダメですね」と賢介がテレビの解説で話していたようですが、現場の監督は、それでみんなの士気を下げちゃったらダメでしょう。

実際、ファイターズは、そこから無得点。全く反撃できずに終わってしまった。3回に失敗があったとしたって攻撃の機会は、残り6回あるんだよ。
新庄さんは、感情の露出を抑えているつもりかもしれないが、まるわかりでしかも伝わりやすい、いわゆるオーラを放っている。
そんなつもりはないかもしれないが、王様のようにベンチの一番前に特別な椅子に座って、周りにコーチがかしづいて選手には表情も見えないし、言葉も聞こえない。監督が試合中に何を考えているかは、想像するしかないような環境だ。ましてやファイターズは若い、経験の少ない子ばかりだし、新庄さんとだって付き合いは短い。一見ラフに見えても、距離感はどんなもんなのか。

王様と家来のような支配と被支配的な関係だと現実がうまく行かない時の行動は、硬直する。どうしていいのか自分で考えることができなくなる。「答え」は、支配者が持ってるから。そう無意識に行動してしまうんだよ。

野球の指導者と選手も、ありがちだと思えるけど。少年野球の頃から、そういう関係が多いんじゃないのかな…これも想像ですけども。

古川くんが、してはいけないミスをしたとて、でもそこからチームをもう一度戦う姿勢を取り戻させるのは、まさに「させる」が大好きな新庄監督の仕事にほかならない。でもできなかった。そこに「監督の能力」は、判断されるはずでも、まだまだわからない。

一昨日のゲームが「シーズンNO1」にならないようにって祈った。
昨日のゲームは、本当にファイターズの質を見極める分岐点になる。
こっから落ちていくのか、我慢我慢で食らいついていけるのか。
シーズンは、まだまだ続く。







 

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