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ついに市場はアラカン(還)まで来た

安室ちゃんが全盛期の頃にアラサーという言葉が出てきた(多分)。その世代への市場活動が盛んだったと記憶している。

テレビも雑誌もアラサー向け。アラサーアラサーと念仏みたいに言っていた。

そういえば、最近著名な文化人が「人は実年齢より若いと思ってる」とフェイスブックで言ってたけど、そんなのは女性は昔から自覚している。ファッション誌は実年齢より若い設定のを買うんだから。

実際10代の安室ちゃんファッション(厚いプラットフォームのブーツとバーバリーブルーレーベルのスカート)を、アラサーが真似していたしバカ売れしていたのよね。考えてみたら、普通の10代がたとえブルーレーベルでもバーバリーに手を出すなど無理だわ。

あれよあれよという間にアラフォーアラフィフと年代が上がり、ついにはアラカン(還)まで来ている。実際の加齢スピードより少々早い感じがしているが、それくらい市場の動きは早いということか。

最近は60代の女性インフルエンサーがインスタやアメブロで美容やファッションを発信しているのをよく見るようになったし(個人情報に沿ったアルゴリズムだから当然か)。本を出版したり服をデザインして活躍している人もいて、意気揚々と新しい世界に飛び出しているのがうかがえる。

女性は気持ちも市場も衰えない、強い。
海外では100歳のファッションインフルエンサーもいる。日本はどこまで行けるのかしら。

ついこの前まで普通の人だった女性たちが、自分が主役になり注目される。嬉しさと戸惑いがあるだろうが残りの人生は短いしいつ死ぬかわからないのだから楽しいことを優先したらいい。と、同年代だから言い切れる。

ただ、消費されて終わる可能性もある。昨今のインフルエンサーを見ていると過去の人になった人々は多そうだ。それに、自分自身が疲れてしまい、本来の目的(自分が楽しいことをする)を見失ってしまうというのもあるだろう。
それから、ITリテラシーも。インスタしか使えないのでは、この先仕事をするなら結構苦労すると思う。

それは年の功でわかってるとは思うけど、少々お節介な心配はしておく。

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