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【島暮らし×コロナ】心満たすために本当に必要なことって…
2020年4月22日、コロナ禍 真っただ中に久米島での暮らし(まさかの義理両親との同居)がスタート。
『今は誰も知り合いのいないこの島で、どんな出会いがあるのだろう…』と、不安に目覚めた朝を今でも覚えています。
そして1年過ぎた今、本当に数えきれないほどの、たくさんの方との出会いがあって。助けていただいて楽しい時間を過ごすことができました。
小さな島では人と繋がるのも早くて。
何かお知らせがあれば、ラジオにもおじゃまさせていただいたり。
島を良くしようと懸命に活動されている素敵な方たちがたくさんいて
想いを共有したりすることで、私の気持ちも支えられていました。
仕事や生活では、関東とのギャップもあって最初は戸惑ったし、今も時々は驚くことも不便もたくさんあるけど(笑)
島内のキャリア教育事業で、学校や事業所をグルグル回っていた私は、
たくさんの方とご縁をいただく中で、
そこで感じた島の温かさ。
先生も学校も、子どもの預け先を探してくださった役場の方も、
事業所開拓に回った時も、
不動産屋さんも、イベントでチラシを配ったりした時も、ガソリンスタンドの店員さんも
誰一人として事務的な対応をする方はいないです。
みなさん、親身になって丁寧な対応をしてくださるし
都会ではあまり感じることのできない
人として接する温かさを感じました。
娘と2人、都会じゃなかったらもっと大変だったかも。コロナに追われて本島から離島に来たことも必然だったんだなって思う。
物やサービスが充実していないからこそ、当たり前に人が支え合おうとする
それを。心に沁み渡るほど感じた。
島のことはネットの情報より、
人から聴くことの方が確かで。
人にお願いした方が話が早く進んだりする
例え愛想がなくても(営業スマイルではなくてもってことね)心の中は温かい人ばかりだった。
これを書きながらも、本当にいろいろなことがあって、その温かさに触れてきたなと、この1年を思い出して泣きそうになる。
だからこそ、島での暮らしは感謝に溢れていた。
すべてにおいて当たり前ではないってこと。
島ではね、海が荒れて船が入らなくなると生協の宅配さえいつ届くかわからないし、コンビニからカフェラテが消える(牛乳が入らなくなるから)
★コンビニ、スーパーの陳列棚がすっからかんになる
★学校で用意するように書かれた物が島内ですぐ買えないこともある。(買えたとしても定価とかね)
★11月下旬に注文したクリスマスツリーがお正月休み開けてから届く
★店舗の営業は ネットの情報はあてにならないので電話するのが早い
★これけっこう驚きだったのが、ガソリンスタンドでの洗車が無料『え??無料なんですか?あの場所勝手に使っていいんですか??』って何度も聞いちゃった(笑)
★ガソリンスタンドは島内2か所。夕方には閉まる
都会にいた時には、パパッとできたことが、島ではスムーズにいかなくて当たり前だし、
今となってはコロナ禍で都会も同じで
本当に必要なものが何なのか選択するように問われているんだと思う。
溢れかえった物の中での暮らしが本当に豊かなのか?とか
本当に繋がりたいと感じているお付き合いなのか?とか
休みの日は行楽にいかなくても案外楽しめるんじゃないか?とか
私は島暮らしによって。
そしてきっと多くの方はこのコロナ禍によって
『生活』『生きる』という価値観と
向き合うことも多かったのではないかな。
東京にいた頃、私この島の人のように
人との出会いやご縁をちゃんと大切にしてきただろうか…。
今のこの気持ちを忘れないように東京に戻ろうと思う。
今日もお読みくださりありがとうございました。
南の島より愛をこめて
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